
ナチスは冷酷。アウシュビッツは悲劇。
だけではもう映画にならないほど、使い過ぎたテーマで、興行的にはそれも仕方ないかもしれないけど、歴史認識ではあまりよろしくない傾向ではないかな、と思います。
ドイツを訪問する前に映画でドイツを覗こうとしても、ドイツ映画はナチスばっかり。
そこで最近は、別の切り口が増えてきました。さすがに。
でもこれが難しいのは、勧善懲悪やナチス対連合国という単純な軸ではないこと。
欧州の地政学が絡むので、それなりに勉強してから臨まないと、観てもわかりづらい。

ドイツ人とユダヤ人の子供の友情が戦争で引き裂かれる、というあらすじは、これまでもありました。
が、本作冒頭では、ドイツ人が隠避されたり逃亡を試みたりします。
単純な図式をもって臨むと、違和感から始まります。
■ シアターキノにて(札幌公開二日目)
■
[PR]
▲
by top_of_kaisya
| 2013-03-31 14:40
| 読/見/観
|
Trackback
|
Comments(0)