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カテゴリ:読/見/観( 1551 )

最後の頭取
 北海道拓殖銀行破綻20年後の真実
 河谷 禎昌/ダイヤモンド社

テンピンで賭け麻雀やってた検事とか、本書に登場する検事とか厚労省の女性官僚を陥れる検事とか、なんで検事ってこんなんばっかなんでしょう。
キムタクみたいな検事とか赤かぶ検事とかをドラマで作っておかないと世の中のバランスが崩れそうな。
被告を呼び捨てにする検事に、さん付けするよう注意した裁判官が、本書で一番いい人。
河谷さんは父のひとつ年下。よく刑務所行ったなぁ。前半部で刑務所の居心地のよさを描いて、逆に逮捕時の話を後半に回したので、取り調べの怖さが何か増します。
こういういい人が、後始末で割りを食う。という典型。ということにしないと、報われない話。見方によっては、道銀の印象が悪くなる。
図書館で借りました 

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買春島 高木 瑞穂/彩図社

ナニワ金融道」だったかで描かれていた舞台。
その結末は、あと一歩で逃げられるというところで女性が踏みとどまる場面で終わります。
宝石や着物の行商も登場します。それが行商ではなく、島の呉服商だったという話は、本書に出てきます。
都市伝説のように、売られた女性が泳いで逃げたとかいう話も冒頭で紹介されますが、島の歴史や買春によって回る経済などが主の話になります。
最後に島の不動産を競売で入手した人々の話で、地方の過疎の解決策が見えます。
どちらかというと、地域再生についての本。
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夫婦格差社会 橘木 俊詔 , 迫田 さやか / 中公新書

著者のおひとりである迫田先生がロータリー例会で卓話をされると聞き、京都まで追っかけたことがあります。
ビッグイシューオンラインでは、格差問題を経済学者として論じられてます。
その問題を結婚を通じて分析しているのが本書。
「ダグラス・有沢の法則」の、現代日本の夫婦における検証です。
といっても本書は8年前のものなので、コロナ後にどうなるかの続編が期待されます。
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大阪的 井上 章一 / 幻冬舎新書

ステロタイプの大阪が行き渡ったところで、本書は必要。
大阪がおもろいのも、阪神ファンが増えたのも、風俗先進地なのも、メディアが作ったもの。東京の都合。和食はほんまは京都に負けるどころか元々は大阪の方が京都に一目置かれていたものが、東京が作り上げたイメージで粉モンの街になってしまった。古墳の時代から歴史家には大阪は軽視され、明治維新だって侍の活躍の背景に大阪の実業家がいてこそというのは無かったことにされている。美人と音楽の話はやや阪神エリアも混ざってしまうけど。
イメージの定着は今更如何ともし難いけど、ホンマはちゃうねんで、というのも知っておいた方がいいよ、と教えてくれる著者は貴重。
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>>> これまで読んだ井上先生
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結婚差別の社会学 齋藤 直子 / 勁草書房

今は母校の先生やってる方の、博士論文を読みやすくした本。
だからか、同じような聞き取りを何度も引用する場面が多く、少々読みにくい。
母校の部落問題論の授業を担当されているそう。
私も30年前、履修しました。
当時もこの問題は大きく扱われていて、なので本書の話も最近の聞き取りの割には思い出深い。
全般的に人権問題なので気が抜けないのだけど、相談の項で風邪ひいて熱でうなされているパイセンに相談に行く事例があって、熱で苦しんでいるからろくに答えられず「ふぅふぅ」言うてるだけのパイセンに相談してたらスッキリして解決したそうで、相談というのは結局これが真髄。

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まさかの結末 ボダ子 / 新潮社

薄幸な女性が好みの男性の生涯話。
薄幸と不幸は違うんよ。
この男性の全部は共感できないけど、性癖は理解できます。
「肉欲が絡むと仕事は捗る」のも。
タイトルの娘の境界性人格障害が本来のテーマで、書評もそれを取り上げていたハズだけど、男性のうまくいかない人生が憐れで怖くて。
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文学部唯野教授 筒井 康隆 / 岩波書店

90年に出版された頃に買って読んだので、ちょうど30年ぶり。
実家に置きっぱなしだったのを持ち出して再読したのは、秋から教壇に立つもので、大学ってどんなもんだったかな、と思い出そうと。
90年というのは学部2回生で、小説の舞台ど真ん中でした。
ロシア・フォルマリズムとか、挟み込まれる講義場面で語られる話がところどころ覚えている程度。
なので初見のようにストーリーを楽しめました。

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待つことを知るものは勝つ 梶浦 逸外/読売新聞社

臨済宗妙心寺派管長だった梶浦逸外老師の昭和53年の著書。
正眼短期大学を作る時に先祖が協力した話が紹介されてます。
ロータリーの先輩がくださったのをようやく読了。
私がお世話になっている瑞龍寺も妙心寺派なので、座禅の面でも勉強。

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産まれてすぐピエロと呼ばれた息子 ピエロの母/KKベストセラーズ

業界の先輩にお借りした本を日曜日に一気に。
道化師様魚鱗癬の子の話です。
わかりやすいほどの世間の不理解は、安っぽい再現ドラマのよう。
お母さんの悔しさでこっちが泣いてしまいます。


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吃音: 伝えられないもどかしさ 近藤 雄生/新潮社

コロナで予定が一気に消えてしまった折りにゆっくり読めました。
ジョージ6世のエピソードは出てこない一方で、マリリン・モンローはそうだったのですと。

子供の頃、ややどもる友達がいましてね。彼の喋り方がカッコよくみえたことがありましたが、その後どもる人は周囲にいないし、その友達もすぐにどもらなくなりました。

寺山修司の映画に「どもり・赤面 なおします」という広告が映り込んでいて、それが作風に合っていて、今の邦画ではこういうのが撮れないからおもろない。

吃音で思い出すのはその2つなのだけど、2つ共、本書で触れてます。
札幌の北の方の循環器の病院が登場します。どこなのか、結構なブラック病院。
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