2006年 12月 11日 ( 2 )

倒産社長、復活列伝 三浦 紀夫 / 草思社

図書館で借りました。縁起でもない本ですが、1日で読み切れるほどの余裕がまだあったのだなぁ、と再確認できました。自殺したくなったときに自殺の本を読んで考えを改めたような効果。

私がビジネス書や経営指南の類の本を読まないのは、大方が独善的に思えるためで。読んで感銘を受ける経営者もいるでしょうし、だからこそ書店はビジネス書のための棚を充実させています。しかしその多くは、「こうすれば業績が伸びる」「これで社員のやる気が出る」と大風呂敷を広げる割に、ありきたりの話、「それで儲かれば苦労するかよ」で終る内容。著者が経営をアドバイスするだけで実際に経営したことがなかったり、よしんば経営者の著書でも成功してしまった社長だったり、が大半です。それが独善的になる要因かと。経営コンサルタントは所詮他人事、勝ち組はなんとでも言えます。当社の業種・業界や私個人が抱える問題にヒントを与えてくれるビジネス書には、出会ったことがありません。そういえば先日「おたくの会社の業績を上げてやる」と大見得切っていた近所のおっさんも、姿を消しました。

本書に関心があったのは、成功者とは真逆の経営者を取材しているところ。厳密に言えば一旦成功をおさめながら、倒産の憂き目にあい、そこから「復活」した方々。倒産の仕方も様々。これも厳密に言えば、倒産ではなく事業譲渡などを含んでいるため、全員が悲惨な生活に追い込まれたわけではありません。あ、この倒産 = 悲惨という図式自体が先入観であることも本書で著されています。

とはいえ、これまた結局は「復活」した社長たちの話。現在はまた社長をやっていたり作家や議員になったりと多様な仕事に行き着いていますが、倒産した頃を懐かしめるほどに「復活」しています。みなさん失敗しても前向きに捉えているのが共通しています。これこそ「復活」できる資質。殆どの失敗経営者が、死を選んだり(実際に自殺を考えた方も登場しますが、思いとどまるきっかけが家族など、救われる余地があります)、寂しい晩年を過ごすのも事実。その点で先述の成功者の弁と似た読後感に見舞われます。結果オーライかよ、と。

家族が支えてくれた、死ぬ間際にパチンコをしたら当たった、友人が資金を援助してくれた、などなど復活の要素もドラマティック。読み物としてはとっても楽しめます。でも経営者としては一度たりとも倒産したくないし、倒産が怖いから、メタボリックな肉20kgと引き換えにがんばっているわけです。

図書館で借りました
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この週末で、会社周辺もまずまずの積雪となりました。先週の執行役員会でも申し合わせがありましたとおり、積もり始めが怖いもの。運転には注意しましょう。
とはいえ、速度を落とせば安全、とは限りません。無闇なノロノロ運転は、確かに追突は避けられましょうが、追突される可能性も逆に高まります。
この時期、雪道に不慣れなドライバーは格段に速度を落として走ります。それ自体を責めるわけにはいきません。渋滞を引き起こす要因ではありますが、事故が無いことに越したことはない。
ところがここに北海道の運転技術のおかしさが加わると、事故に直結します。すなわち、右左折時の方向指示器点灯。
私は北海道に帰ってきて10年になりますが、いまだこの交通マナーには馴染めません。確か内地の教習所では、右左折の何メートル前かで点灯を開始し、速度を緩め、曲がる方向の車線に車体を徐々に近付ける、と習いました。
北海道ルールでは、まず交差点で急停車、曲がりながら方向指示器を点灯。これが複数車線なら、曲がる意思も汲み取りましょう。問題なのは一車線での場合。
交差点に差し掛かっても方向指示器を点けなければ、後続車は直行すると思いますわな。ところが急停車。本人は曲がるために止まったと、主張するでしょうが、追突の危険性は充分。夏場なら慌ててブレーキを踏めば間に合いますが、冬場、しかも必要以上にツルツルの交差点での急ブレーキが間に合うわけもない。10年前にそれでタクシーに追突したことがあります。カマ掘ったこちらが全面的に悪いのですが、今でも納得いきません。

というわけで安全運転で♪
午前 社内打合せ。来客続く。
午後 社内打合せを数本。来客。
    執行役員らから次年度に向けての計画が続々と上がってくる。
    経費削減の一方で少数精鋭の力を発揮できるよう考慮されていて、嬉しい。
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