2006年 12月 01日 ( 1 )

昨晩の報道ステーションではタウンミーティングやらせ問題の国会論戦を扱っていました。静岡会場のために東京からハイヤーを呼んだとか。
この話題を受けて古舘氏が「公共事業の談合とまったく同じですね」。

まったくおかしいですね。VTRでも説明されていましたが、タウンミーティングは入札によって取り仕切る業者を選定しています。それだけを捉えて、談合ですか。入札 = 談合とは、考察力の低いことで。

問題なのは、タウンミーティングの請負会社に落札額以上の請求金額が支払われているのはなぜなのか、ということ。これを公共事業と同列で問題視するなら、「設計変更」の在り方です。

私共は落札金額のなかで業務を行います。しかし、当初の設計では表れなかった仕事が発生することもままあります。談合ができた時代には「次の仕事で面倒見るから、今回のところはよろしく頼むよ」で済まされていたやに聞いています。しかし今や談合が成立しなくなりました。官製談合が宮崎・福島・和歌山と続いているからまだやってるように印象付けられますが、少なくとも北海道では成立しません。

オンブズマンは落札率だけをもって談合と判断しますが、適正価格は設計金額の90%前後と考えるべきです。70%台になったから「談合は無くなった。よかった」などと喜んでいる場合ではありません。逆に手抜き工事をするのではないかと憂慮すべき事態なのです。

話を戻します。昨日、当社の受注状況が芳しくないことを書きました。これとて官製談合が機能している時代なら、穴埋めしてもらえたところが多々あります。そのひとつが「設計変更」です。
赤字ギリギリで落札しているため、余計な仕事はしたくありません。そんなところに「ここをあと数m延長してもらえたら助かる」と発注者から言われることもあります。
この場合、行政手続上は「設計変更」として、増えた仕事分の金額をもらえることになっています。ところが財政とチェック機関の目が厳しい昨今、発注官庁によっては設計変更を渋るところも多く、そのため受注会社が持ち出しで対応することも多々あります。

タウンミーティングで「落札額の2倍の金額を請求」なんてVTRも流れてました。タウンミーティングも一種の公共事業と考えれば、建設業界の設計変更は「あと10万」が出せないくせに、総理の肝いりは羽振りが良いこって。前首相の聖域無き、痛みの伴う、というフレーズを信じた後始末はきっちりつけてほしいものです。

なお、同番組では朝日新聞加藤編集委員が「民間では考えられませんね」のコメント。民間会社が請求した、というVTRの直後によく言えたものです。放映しているテレビ朝日が「民間会社として」何をやったかもうお忘れようで
今回の問題、「民間企業」とは言っていますが、応札、落札、取り仕切ったのは広告代理店です。新聞社もテレビ局もお付き合いベッタリの代理店です。今回の番組中、「広告代理店」とはまったく使われず、「落札した企業」で通しました。建設会社なら具体的な社名まで多用するのに、代理店なら社名どころか業界名も出さないとは欺瞞たっぷりの報道番組です。
午前 社内打合せ
今日から12月です。雪もうっすらつもりました。もうチャリはあきらめます(泣)。
一昨日の晩は、今シーズン初めてABSが稼動しました。ブラックアイスバーンは怖いものです。雪が締まるまではなおのこと、スリップに気をつけましょう。
午後 札幌開発建設部から地形図作成業務を受注したので、そのご挨拶に回る。
    帰社。会長懇談。
 
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