【読後感】 アジアの風土に学ぶ

アジアの風土に学ぶ ― 水・土・里の再生に向けて
 真勢 徹 / / ワールドウォッチジャパン

あとがきの謝辞に登場する「母校の恩師である梅田安治先生」のもとを先日伺った際、ちょうだいしました。先生からいただく書籍はすべて、課題書のようなプレッシャーを抱いてしまいます。師弟関係の刷り込みなのか。

真勢先生の著書は以前、「水がつくったアジア」を読んでおります。
アジア的農業、とりわけ水田の特質を取り上げておられましたが、本書では欧米的農業との対比が印象的でした。
「ひもじいから食べたい、食べざるを得ない」という人たちの目から見れば、海外の食糧に頼っていながら、食の安全性を声高に主張する日本人の姿は、どう映るのだろう?
農業土木の先生らしく数値による解析が多々登場しますが、合間に書かれるこうした言葉にこそ含蓄があります。

ふたたび、あとがき。その最終行。
<そして、いまもパソコンに向かう亭主の傍らで、ウツラウツラしている妻、静代へ。好きなことに専念させてくれる、君が一番です。>
うらやましい。こうなると農業土木の書ではなく、ただひたすらうらやましい。
 
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by top_of_kaisya | 2008-05-10 15:44 | 読/見/観 | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from 好きなTV番組 at 2008-05-17 23:52
タイトル : メイド・イン・ジャパンで食糧危機に立ち向かえ!
食の安全について30年も前から考えていたのは素晴らしいです。 やはりビジネスのポイントは人と違うことを先にやることなんだと思います。 世の中がスタンダードになる前に抑える、 無農薬の野菜がもっともっと拡がると良いですね。 金言1 「情報公開をすれば コストは下がる」 金言2 「本物を見れば ニセモノが分かるようになる」 金言3 「価値は"安さ"だけじゃない」... more