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【読後感】 サイコーですか?最高裁!

サイコーですか?最高裁! 長嶺 超輝 / / 光文社

貧困襲来」でやわらかい言い回しを希望しておりましたが、本書はやわらかく努めてます。リスペクト調で皮肉が強く、部分的に評価されているかもしれない最高裁が全般に批判の対象としてさらされています。

1/3を占める資料編は、最高裁裁判官を国民審査順に紹介しています。エピソードに人間味が滲みます。新聞の「新社長」でも、社内でどういう仕事をしてきたかよりも、人柄・趣味に言及している最後の2,3行が面白いのと同様で。

「憲法の番人」について憲法記念日に読むにはうってつけの1冊。
本書で「1億2千万人が知らない第16代最高裁長官」と紹介される島田仁郎長官が3日の新聞には写真付で載ってました。本書にも長官の仕事として「毎年5月初め、憲法記念日を迎えるにあたって記者会見を開き、司法の現状についてコメント」とあります。図書館で借りました
by top_of_kaisya | 2008-05-05 17:40 | 読/見/観