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火曜日の動静/新春茶席の亭主

今日の日経に、別海町のイソジェックさんが開発したGISとGPSによる北方領土の海域航跡図システムが掲載されています。同社の磯田社長には仕事のほかロータリーの先輩としても折に触れご教授いただいております。
先週は中田測量さんが、同じく日経で紹介されました。クモノスによるマンションひび割れ調査についてです。

当業界は、一般市民に近いところで仕事をしながら、一般にわかりづらい仕事内容です。
道新で記事にされる必要性も、業界としては見出せませんでした。業界紙に取り上げられる方が重要視されるほど。
その点で当社と中田測量さんとのコラボが道新、しかも経済面で紹介されたのは、業界の一部・先人にとっては衝撃的なことでした。
さらに先人の一部は「既存の仕事で行き詰っての話題取り」と、衝撃をせせら笑いに昇華させたものです。

行き詰っているのは、そうしたご老体。先日の某団体新年会でも傲岸不遜に酌を受け、会の進行中だというのに理事者である私たちに「おい!」と自分のテーブルに呼びつける傲慢さを展開されました。
業界がこのままではしぼんでしまうと多くが危機感を抱いても、そんな一部の重鎮は過去の実績を根拠に既定路線の踏襲を押し付けます。

電子入札の導入が来月に迫り、同業が顔を合わせれば「おたくのPCどう?」「入ろうとしたらはじかれるんだけど」といった情報交換で盛り上がります。
談合防止策の最終段階が電子入札。入札会場で業者同士が顔を合わせないように仕向ける効用も、電子には含まれています。したがってこんな情報交換もそのうち難しくなります。

イソジェックさんの北方領土、中田測量さんのマンション。これらは従来の官庁発注指名待ちの姿勢では生み出されない顧客です。
日経に当業界が連続して取り上げられているということは、当業界がまだまだ記事にできる分野だと見込んでいる可能性もあります。
工夫次第で当社の技術も、なにかまったく縁の無かった世界で役立てられる可能性もあります。
先行き行き詰った他社のご老体の巻き添えにならぬよう、でも外面は温故知新で、新しい分野を気にしていきましょう。
午前 市内回り。
お昼 帰社。
午後 業務推進部長と電子入札について打合せ。
    税理士事務所担当者来社。

夜は札幌西ロータリークラブ新年家族会。お茶席を設ける機会をいただきました。それも老舗料亭の海陽亭さんで。

会長所属のRCです。会長出張中につき、倅が代わっておもてなし。
お茶席希望の40人分をひとりで点てるのは、想像以上の労力です。
一心不乱。まるで水屋の点て出し。誰が席入りしたかも気にせず茶筅を振ります。
久々の袴。やはり着物で点てると気が引き締まります。
女将さんが「先生」と呼ぶものだから、つられて周囲の方々も「先生」と呼んでくださって、恥ずかしい。