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11月の月釜

2席目に入れました。
すぐにも崩れそうなお天気のためか、出足は鈍く、本席もやや少なめなまま。

そんなテンション上がらない状態だからでしょうか、濃茶席は御菓子の数を間違えまくり。
間違えるから、菓子器には1コ2コ残る。だから菓子器を下げない。下げないまま、お茶が運ばれる。
これら残った御菓子、水屋でどのように処理されるのかな。次のお席で出すのかな。出したとしても偽装にはならないか。赤福じゃないし。
席入りの番号札、私は34番。なのに50番台のおばさま2名がずかずかと私の前に入る。私の前だから、座れば隣。拝見のお茶入が回ってきたけど、そろそろ回収の兆しなのでご一緒に、と気を利かせても、さっさと自分たちの手元に持って行ってしまう。

隣がそんな方々。かと思えば向かいに座ったおばさま3名は「お詰めください」と言われてもなんのその、頑として動かない。仕方ないから、周りが動く。おばさま方は「私たち、なにも悪いことしてませんわよ」と言わんばかりに顎をそらし、中空を見つめます。モー娘。の振り付けに登場するふてくされた表情のような。モーヲタの方々にはわかりやすい例えにしてみました。

暴走老人!」はまだ読んでませんが、今日のお月釜はパワーあふれる老女が集結しました。
玄関では無防備に足袋を履き替えるおばさまも。かつて若い後輩には「女性のたしなみですよ」と壁際で履き替えるよう諭す先輩がいらっしゃいました。最近はそのように諭す世代の方々が率先して、私の目の前で素足をさらけ出します。

色っぽさは、勿論ありません。てゆうか、そんなもん見せるな。
 
by top_of_kaisya | 2007-11-11 11:39 | 私的所感