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土曜日の過ごし方

「茶茶くらぶ」自己破産  運営会社、負債総額15億7500万円

 カフェ感覚で通えるとして注目された茶道教室「茶道裏千家 茶茶くらぶ」を運営するライトアングル(本社・大阪市)は15日までに、大阪地裁に自己破産を申請し、破産手続きの開始決定を受けた。負債総額は15億7500万円。破産管財人によると、茶道教室の受講生、エステサロンの会員がそれぞれ約7000人おり、事業譲渡先を募って営業継続を目指しているが、難航している。破産管財人による説明会が9月8日午後2時から、大阪市の中央公会堂、同13日には東京でも開かれる予定だ。

茶茶くらぶ札幌大通教室 信用調査会社の帝国データバンクによると、ライトアングルは1999年の創業で、2005年に茶道教室を始めた。最短3か月で裏千家の初級免状を取得できるコースや手軽な料金設定が好評で、大阪のほか、東京、名古屋、福岡、札幌など全国の主要都市に12教室を展開。06年10月期の売上高は10億5000万円に上った。しかし、教室の保証金などの初期投資がかさみ、財務状況が悪化したという。

 裏千家は「一般の教室と同様、『茶茶くらぶ』の受講生に初級免状を発行していたのは事実だが、資本関係はなく、まったく無関係」としている。

読売新聞 16日付】

企業不祥事・倒産と今週は嫌なニュースが続きますが、茶茶くらぶも倒産していたそうで。「札幌大通教室」には今年の春、体験レッスンで潜入(冷やかし)に行ったものです。確かにお金はかけていました。知人が先週、申込みをしていました。これから習おうと意気込んでいるところで、気の毒です。
午前 出張のためのチケット購入で桑園駅へ。
午後 出社。会長と立ち話。地理情報部から課長代理が様子を見に来てくれる。
夜分 合コン(夢うさぎ)。不調。
オーマイニュース
日本語だから通じないのではない 母流・国際交流の可能性」。タイトル前半は編集部がつけてくれました。今朝8時半に掲載。なので、午後にはトップ記事だったかサブトップなのかわからない位置に載っていました。それでも現在、記者ランキング2位♪




日本語だから通じないのではない  母流・国際交流の可能性
 『ヒロシマナガサキ』を観て

 母方の祖父は、広島で被爆し、翌日亡くなった。

 優秀な医師だったらしい。岡山県内で開業していたが、たまたま出向いた先での被爆だった。祖母はその前に病死しているため、1945年8月7日から母たち4人の兄弟姉妹は、親のいない苦労を背負うことになった。

 だからといって母は、原爆を落とした米国を悪く言うことはない。それどころかロータリークラブを通じて、米国人留学生のホストファミリーを積極的に引き受けてきた。実の息子が驚くほどの溺愛ぶりで。

 母にとって、原爆を落とし、父親を奪った敵国の娘たち。だが彼女たちの中で、母の生い立ちを知っている子は、ひとりもいない。留学生といっても高校生。話せばショックは如何ばかりかとの配慮かと思っていた。だが、「ただ話すのが面倒だっただけ」と母は片付け、それよりも翌日の弁当のおかずに頭を悩ます。

 英語は喋れない。言葉が通じないのを危惧して英会話学校に通うなんて発想は、母には毛頭無い。原則、日本語だ。大きな声で、はっきりと話す。日本語がわからないはずの学生だが、不思議と通じる。日常生活は、それで不自由しない。意思の疎通も図ることができる。同時期に来日した学生のなかで、我が家で預かった子がもっともきれいな日本語を話す。中途半端に英語を使われるよりも、より多くの日本語を覚えることができたと、このホストマザーは評判がよい。


 スティーヴン・オカザキ監督の「ヒロシマナガサキ」を観た。出演する日本人は皆、被爆者だ。だが、原爆によって親を失ったという点では、母も立場を同じくする。

 (c)2007 Home Box Office,Inc.All rights reserved.

 エノラ・ゲイの操縦士と握手する日本人牧師が登場する。「原爆乙女」たちが、手術のため米国に招かれる。米国の記録フィルムでは皆、笑顔である。

 一方でこの映画のために証言する被爆者は、進駐軍に「親を返せ」と詰め寄った経験を語る。「日本語だから通じなかった」と60年前の自分を冷静に振り返る。

 核兵器を作るな、持つな、使うな。

 言っても、持ちたがる国がある。日本語だから通じないのではない。英語でも通じない。しかし母の日本語は、英語しか話せない学生に通じた。ここに意思の疎通の可能性を見出したい。
 
by top_of_kaisya | 2007-08-18 18:13 | 私的所感