人気ブログランキング | 話題のタグを見る

政経懇談会

今夏は選挙が入ったのでずいぶん久しぶりの例会です。ロイヤルホテルで12時より。
本日のゲストスピーカーは北海道建設部から建築整備室の主幹と、同じく道の総務部行政改革室の主幹のお二方をお招きしました。

行政改革室主幹のお話は「指定管理者制度について」。
これまで道の関連団体に委託してきた公の施設管理に民間参入を許すことになったものです。
この主旨に馴染まない福祉施設などはすでに外部に委譲し、そのほかのものは原則公募だそうで、施設のなかには開拓の村月寒グリーンドームなども。まったくの門外漢ですが、そういう施設の運営を仕切るのは楽しそう♪

続いて建築課主幹のお話は「公共工事の品質確保の促進に関する法律(品確法)」と「北海道ファシリティマネジメント(FM)導入基本方針の概要」の2点。
FMとは土地・建物などの維持管理について、コスト的に最小化、それでいて最大効果を検討するものです。その意味では上記の指定管理者制度にかぶってます。講演後の質問時にもお二方ともその点でお互いの業務分野を認め合っているような雰囲気でした。

今回、私がもっとも楽しみにしていたのは、品確法のお話。
安かろう悪かろう、では公共工事は許されません。発注する役所の責任を明確にすると同時に業者には価格競争だけではなく、技術力と合わせトータル的に優れた成果品を求めるという主旨です。オンブズマンのみなさまはイライラする法律でしょうが、法的背景がなければ怪しげな業者が参入して、やたら安く落札し、材料費を浮かすために粗悪な資材を使用し無責任な建造物を作りあげ、そのままドロン(死語)、で、迷惑するのは利用者である道民。
それでも安ければいい!と言い続けるオンブズマンも無責任の相方といえますが。
今後の入札のあり方についても影響の大きな法律ですので、突っ込んだお話を伺いたいところでしたが、質問タイムに入ったのが13:30。14時には市役所へ行かねばならないので諦めて中座しました。