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【読後感】 養老孟司の<逆さメガネ>

養老孟司の“逆さメガネ” 養老 孟司 / PHP新書

養老先生にお会いする前に先生の著書を読んでおこうキャンペーンの第4弾。
バカの壁」「死の壁」が一般読者に語りかける人生観のような展開だったのが、「からだを読む」では一転、そういえばこの方は解剖学者だったのだ、と思い出させるような細かい人体の話。
今回読んだ逆さメガネは、壁シリーズにほど近いものでした。
内容は主に教育について。語尾にべらめい口調が多発されているので、教育問題のおかしな点
について鬱憤をぶちまけられている感も。その効果か、逆さメガネをかけずとも共感できる点が
多々。オウムとの出会いのエピソードも絡めていたり、理事長を務める保育園での裏話も
あったりで、単なる読み物として面白く、あっという間に読みきりました。

ところでDBをいじくっていると過去に読んだ文献リストが現れまして、探すと95年に養老先生の
「唯脳論」が。10年前かぁ…覚えてないなぁ(;^_^)読み直したいけどこの頃の蔵書はすべて
実家に置いてあるし、実家には行きづらいし。古本屋さんで買い直すか。
 
by top_of_kaisya | 2005-10-09 15:39 | 読/見/観