【映画】 共喰い
田中慎弥の芥川賞受賞作。
下関の原作だけどロケに適したのは北九州、というくらいに雰囲気にこだわった作品。
なので楽しみにしてましたが、それほどでもなく。
もっとドロドロしてもいい。
前段の、左手を失って結婚したくだりの朗読は、原作読んだ方がよさそう。
配役は、ヘンに芸能界に阿ってないのはよかった。
みなさん、方言がきつくて聞き取りづらい。
篠原友希子の、声を張らない具合はあまりにも自然でいい。
光石研と田中裕子先輩が上手なのは、いうまでもなく。
昭和の晩年、を強調している割には、その辺はあまり意味が無い。
テレビも、いくら昭和だからって、田舎だからって、まだそんなの使ってるの?
パトカーのナンバーが「4122」(よい夫婦)なのはおシャレ。
■ 札幌シネマフロンティアにて(メンズデー)
by top_of_kaisya
| 2013-09-11 15:55
| 読/見/観