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火曜日の動静/農土測協会総会

震災後、メディアでコメントを寄せる人々が多用する言葉に「安心して…したい」があります。
これについて産経新聞のコラム「小さな親切、大きなお世話」(27日)で曽野綾子さんが書いています。
安心して暮らせる生活などというものを、人生を知っている大の大人が言うものではない。そんなものは、地震や津波が来なくても、もともとどこにもないのである。
これだけの天災と事故が起きた後で、まだ「安心して暮らせる状況」があると思うのは、不幸な事態から何も学ばなかったことになる。
原発について国民は「絶対に安全か」と問い詰めてきた。「絶対安全なんてないから、事故を想定した訓練をする」と言えば「事故が起きる想定で原発を作るのか」とさらに追い詰められるので「原発は絶対安全です」と答えなければ先に進まない。
しかし物事に「絶対安全」ということはないのである。
もちろん安全は必要だから目指すのは当然、と。

「安心して…したい」という気持ちはわかります。
それを言ったところでかなうとは思わないけど、希望としては、との言葉なら。
でも中には、それが本当にかなうと信じ切っているひともいて、そういう方々を諌めるコラムになっています。

ホームレスの自立支援に関わっていると、異なるチャネルの支援者が集まります。
最終的に自立してもらうという目標自体がずれている支援者もいて、ホームレスに対し「あなたたちは疲れているのだから、無理して社会復帰しなくてもいい」みたいなことを言います。
つまり自立を目指さないわけです。
でも世の中、ホームレスに自立させない活動というのもありえないので、仕方なく自立支援に携わっています。

そういうのを除けば、目標は自立です。
が、職を得るにも「とにかく働く場所を」と考えるか、仕事を選ぶかで分かれます。
後者で聞かれるのが「安定した給料をもらえる仕事を選びましょう」。

そういう仕事があるなら、私が欲しい。
大企業でも専門特化した企業でも、安定しているとは限らない。
東京電力なんて先々月まで日本でいちばん安定した会社だったのよ。
いまどき公務員でもなければ、食いっぱぐれのない仕事なんてどこにあるのか。

などと言うと支援者のみなさんと喧嘩になるので、言いません。にほんブログ村 経営ブログ 二代目社長へ
早朝 座禅。
午前 会長。来客。来客、技術部長と応対。業務推進本部長たびたび。
午後 北海道農業土木測量設計協会 総会(ポールスター)。
夕方 懇親会。
  帰社。