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水曜日の動静/同友会 → 商工会議所

道新・札幌圏札幌市の入札結果調査委報告
「最低価格」近くに集中
 市の工事 昨年4~11月 公開情報 ソフトで積算

 札幌市発注の工事で市内の土木会社「東豊道路」に最低制限価格の情報を漏らしたとして、市職員が偽計入札妨害事件で逮捕されてから25日で1週間。同社が昨年4月から同11月までに受注した市の工事の半数は最低制限価格と同額で「並外れた的中率」だったことが明らかになった。一方で、公共事業の削減が続く中、業者間では、積算用のパソコンソフトを駆使し、最低価格の割り出しをめぐる競争が熱を帯びている。
いまだに市職員から聞き出すなんてこと、やってんだねぇ
というのが、このところの新年会で同業・異業種問わず漏れる感想。
 ただ、市は1円単位から数千円程度の端数が出た場合、端数を切り捨てたり、切り上げたりして、最終的な入札価格を決める。市内業者は「切り捨てするか、切り上げするか、最後は賭けだ」
お徳用 つまんでテトラ 400g 株式会社泉屋製菓総本舗これを「つまみ」と言う。
記事ではソフトがあれば「自動的に積算」され、「予想価格がはじき出される仕組み」などと能天気なことを言っている。
その積算のために、職員が時間を費やす。人件費かけて、労力かけて、はじき出した金額である。精度が上がれば、予定価格に近付ける。積算は、一種の「技術」である。

つまみを何%にするかは、発注担当者のまったくの気まぐれ。
だからこそ、談合防止になるし、贈収賄の元を断つ。とされていた。

技術力は、頑張れば磨ける。運は、いかんともしがたい。
積算力を上げて、予定価格に近い金額をはじき出しても、最後に何の根拠もない%を掛けられては、努力もムダ。

記事の〆は道新恒例、入札制度に詳しいセンセイの登場。
今回は”入札制度に詳しい北海学園大経済学部の小田清教授(地域開発政策論)”。学園サイトより借用
「同じ業者が連続して落札していないかどうかをチェックし、職員同士も互いに監視する態勢をつくるべきだ」
30点。不可。

連続落札は、珍しくない。測量でも一昨年、ある会社が続けて落札した。
社長も、これは運がいいとしか言いようがない、と喜んでいた。
問題なのは、受注した業務をこなせるか。

当たらないと困るからと、たいていの企業はめいっぱいエントリーする。
当たり過ぎると、会社の擁する有資格者・技術者の業務が容量オーバーする。
成果品の品質は保証されるか。普通なら、或いは以前の発注者(つまり市職員)なら考える。

1/35 独・サーチライト監視塔・監視兵4体 (3546) マスターボックス解決策としては、同日入札で複数落札した場合、ほかの業務を辞退勧告。

しかし法令には明記されていない。業者だってそうそう辞退なんかしない。
多少の粗悪品を納められても、そうなるかもしれないとわかっていながら契約した市側にも責任が生じる。

なお、この連続落札の会社は、翌年度は逆に運に見放され、とっても苦しくなった、らしい。

職員同士の相互監視、に行き着く前に、職員の専門性を問うべき。
かつて、調査・設計・施工など技術力が求められる業務には、その技術に明るい職員がついた。
今の市長になって、技術系職員の更迭を繰り返し、事務系でかためた。

結果、業務内容がよくわからない担当者が増えた。少数派になった技術系に頼ることになる。
大学のセンセイにもっともらしく指摘されるまでもなく、単なる人事の不備。にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
午前 技術部。会長たびたび。
午後 中小企業家同友会 地区会幹事会
事務局移転してから初めて。キレイだけど、前の方がいい。歩いて3分の近さだったし。
商工会議所 常任委員委嘱式(パークホテル)。
  新年会(ぶあいそ別邸)。