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【講演】 平田オリザ(アート・マネージメント・ゼミ「劇場 / 新時代への展望」)

かでる2・7にて。てっきりホールかと思ったら、大会議室。
(財)北海道文化財団(財)北海道演劇財団の共催。

基調講演は平田オリザ氏。
青年団の芝居は好きだけど、今回の話は途中で席を立ちたくなるほどの同業者向け。
そういう企画だったのかもしれない。劇場法の制定に向けて、内閣官房参与として奔走しているのだから、力が入っているのもわかる。

公共施設の管理者が芸術を理解せず、杓子定規な話ばかりで辟易するのもわかる。
が、「だから日本は」の論点には違和感がある。フランスはこんなに恵まれている。韓国でもこんなに予算がついている。なのに日本は、と。

そこでこの論客が登用された。同じく内閣官房参与に迎えられた湯浅誠は、派遣村が終わったらさっさと官職を辞した。その道のプロとしての苦労は、「識者の声」であり、諮問委員会の答申である。国状、そのほか政府がしなければならない仕事全般におけるバランスは、その道しか歩んでこなかったプロに任せるには危険。

「下水道局の人間に芸術を理解できるわけがない」。
豊橋市上下水道局役所の異動でたまたま劇場管理者になってしまった技術屋を指しての、氏のお言葉。それほど厭な気分にさせられたらしい。めちゃくちゃむかつく公務員もなかにはいる。それはわかる。が、ひと括りにするには大雑把過ぎる。芝居関係者の群れ方は、独特。芝居以外のことはバイトの世界くらいしか知らない。そういうひとが多い。下水道局を非難する一方、では芝居関係者は正しく下水道を使っているのか。

受付の対応ひとつで、俳優のテンションは変わる。
その言もよくわかる。本日このイベントの受付はひどいものだった。ふたりの女性が並び、ひとりが私の名前と所属団体を尋ねる。予約制なので。満席。参加者名簿も満載。演劇関係者が多いから、会社名を名乗ったところですぐには頭に入らない。航測業界ではそこそこ知られているけど、芝居やってるひとたちにとっては観客動員十数名の地元の劇団よりも無名。
平田オリザの現場 17 S高原から 紀伊國屋書店それでも落ち着いて調べれば、わかる。落ち着きがないから探せない。もとより事務作業が苦手なのだろう。芸術家を任じる方は往々にして、そう。金銭関係のやりとりなど、通常の請求・支払いという段取りさえ踏めないゲージュツ家が多い。
さてその受付嬢、何度か私の名前と所属を聞いたが見つけられず、隣の同僚に任せた。任された受付嬢2号、再び私に名前と所属を尋ねる。5回目で、何回同じことを言わせるのか、と、切れた。5回が臨界点だとわかっただけでも収穫。
 
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by top_of_kaisya | 2010-07-05 19:30 | 読/見/観 | Trackback(1) | Comments(0)
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