木曜日の動静/北大農業土木系卒業祝賀会
予定価格 事後公表 全面実施を道新・札幌版。学園大というと見識の疑われる先生ばかりが登場する道新紙面。でも、このようにちゃんとした答申を出せる立派な先生もいらっしゃる。それがわかっただけでも、安全・安心。身内を批判する「入札制度に詳しい」先生はさすがにいないようで、事実を淡々と伝えた記事。これでこそ、新聞。
入札審議委 上田市長に意見書
札幌市の入札・契約等審議委員会(委員長・余湖典昭北海学園大教授)は24日、一部工事で試行している入札予定価格(入札の上限額)の事後公表を、すべての工事で実施するよう求める意見書を上田文雄市長に提出した。
入札予定価格を事前公表すると、最低制限価格が積算しやすく、複数の業者が最低制限価格付近で同額で落札し「くじ引き」が多発している。
意見書は「(採算を度外視し)きちんと積算しない業者を排除したり、くじ引き対策として一定の効果がある」として事後公表の全面実施を提言している。
このほか、工事の品質を確保するため、入札参加条件に過去の工事成績を反映させる「成績重視型入札」を増やすよう求めている。
市役所で余湖委員長から意見書を受け取った生島典明副市長は「適切な競争の促進と品質の確保は永久の課題。意見書をもとに適切な入札業務へ努力したい」と述べた。
余湖先生は、土木の専門。先に登場した壊れた論理を展開したのは、いずれも文系の先生。私も根は経済学部出身。文系を悪くは言いたくないけど、こういうところで机上の研究が貢献するかが問われます。
文系といえば、政治も。政治を研究している学者ほど、勉強し過ぎで政治がわからなくなるようで。北大のジローラモこと山口二郎先生なんざ、「政権が民主党に変われば、国民の生活はすべて良くなる」ような発言を繰り返していらっしゃいました。現在発売中の週刊現代では、己の浅はかさを嘆いてらっしゃいます。
尚、この頃の山口先生をはじめとする政治学者・社会学者が注目していたのが、赤木智弘氏が「論座」2007年1月号に書いた「『丸山眞男』をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」。
当時の山口先生は「これを読んで後ろから頭をガツーンと殴られた感じがした」と。言い回しがだいたい旧体制的。
「希望は、戦争」って、「気分はもう戦争」のパクリだろうと、大友克洋を知る同世代なら気付くはず。
マンガばかり読んでたら麻生さんみたいに漢字を読めなくなるとバカにしていた政治学者は、漫画をバカにするあまり、多面的な視野を失います。
それ以前に、この「論文」、一般市民がどれほど読んでいるか。「論座」自体が売れなくて、この翌年には休刊するほど。そういうマニア向けの論評で世論をリードしようとする辺りが、学者の学者たる失敗。
午前 業務推進部長。会長。来客。
お昼 ロータリークラブ例会。
午後 帰社。母来社。技術部長。売り上げ報告。ビッグイシュー大通地下販売ブースで販売者とお話。市役所。
夕方 北海道大学農学部農業土木系講座卒業祝賀会(KKR)。
by top_of_kaisya
| 2010-03-25 18:08
| 社長の孤独な仕事