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木曜日の動静

小学生、無料携帯ゲームのトラブル急増

 「無料で遊べる」などとうたう携帯ゲームサイトで高額請求が相次いでいる問題で、国民生活センターは16日、今年4月からの8か月間の相談件数が全国で273件に上ったと発表した。
 小学生が親の携帯電話を使ってトラブルになるケースが目立つといい、同センターは業界団体に、利用料が必要なことなどを表示するよう要望書を渡した。改善されない場合は事業者名の公表も検討するという。
 要望書を受けたのは、携帯サイト運営会社などで作る一般社団法人「モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)」(東京都渋谷区)と、同「日本オンラインゲーム協会」(同)。いずれも今月11日付。
 同センターによると、今年4~11月で、オンラインゲームを巡り同センターや各地の消費生活センターなどに寄せられた相談は654件に上り、「無料」ゲームに関する相談は約4割を占めた。多くは「無料で遊べると思っていたのに高額な利用料を請求された」という相談で、請求されるまま9万円を支払ったケースもあった。
 年齢別で見ると、未成年者は約4割の110件で、小学生の51件が最も多かった。相談事例でも、「小学校低学年の娘に自分の携帯電話でゲームをさせていたら10万円の請求書が届いた。娘はゲーム上でアイテムを購入していたが、本当のお金がかかると知らなかった」(東京・30歳代女性)などと、小学生が現実とゲームの金の区別がつかないケースもあった。
 同センターには2年前から「無料」ゲームに関する相談が増え始め、年100件前後寄せられていたが、今年度に入って件数が3倍近くに急増していた。


【読売新聞】
昨晩のニュースでも伝えていました。
子ども(小学生)の親が「無料だからと安心していた」とインタビューに答えていました。

まず、子どもには課金の実感がありません。
事例として映していた画面にも、ある道具を購入する際の単位が「円」ではなく「ポイント」と表示されています。
小学生くらいの子どもが無防備に遊ぶことを想定するなら、ゲーム提供会社は課金の確認画面を挿入すべきでしょう。

その辺はシステム上の問題。
もっと問題なのは、登場した親(映るのは首から下だけ)。
「無料だから安心」というコメントに、親というよりもオトナとしての無防備さが見えます。

「テレビのCMでやっていた」のが入手のきっかけだそうです。
夜の全国ネットでコマーシャルを打つのには、多額の費用が必要です。ゲームセンターあらし (1) すがや みつる / 太田出版
広告不況だから単価が下がったかもしれないし、当社はどっちみちテレビCMには縁の無い仕事なので、おいくらほどかかるかは知りません。でも多額でしょう。

無料で提供、なんの利益も無いのに多額のCM料を支払うなんて、ありえません。ゲームには一切関心ありませんが、そういう仕組みだろうことは想像できます。経済関係記事・企業トピックスに接すれば、それが最近流行のビジネスモデルらしいこともわかります。

子どもがゲームでテンション上がってどんどん購入ボタンを押して課金された。
スペースインベーダー ゲーム筐体型バンク タカラトミーそれだけなら、システム改善の余地があります。
しかし、そういう仕組みを知らずに子どもにゲームを買い与えた(或いはソフトをダウンロードさせた)親は、システム改善のための「情報収集」にがんばりましょう。
小学生の親なら、私と同年代。
ゲーセンで1回100円投入していた頃の方が、よほど健全。
午前 昨日から続く頭痛。
午後 会長。外出。帰社。
  ロータリークラブ年末家族会。