【映画】 ゼラチンシルバーLOVE
役所広司が永瀬正敏の写真を見て「なるほど、アートってやつですか」。
このひとことに、この作品が凝縮されています。操上和美の映像美が凝縮されているわけではありません。
みどころは、宮沢りえのゆで卵を食べる口元と、宮沢りえのソフトクリームを舐め上げる口元。
でも同じ宮沢りえなら「トニー滝谷」の方が、いい。
劇中上映される「網走番外地」で健さんを再評価。
宮沢りえの登場・退場シーンのコマ割は、鈴木清順ばり。新しいようで昭和を引きずっている作品といえます。
きっと、今年最大の退屈な映画。1時間半で終わってくれたのが、救い。
操上さんは写真家のまま終わるべきだった。
■ シアターキノにて
by top_of_kaisya
| 2009-05-03 13:33
| 読/見/観