水曜日の動静/官製談合のお話

官製談合容疑、道開発局幹部ら3人逮捕
 かんがい排水事業巡り

 国土交通省北海道開発局が2006~07年にかけて発注したかんがい排水事業で「官製談合」を行っていたとして、札幌地検特別刑事部は13日、元同局農業水産部長の団体役員、森繁容疑者(57)ら、現職を含む幹部3人を偽計入札妨害容疑で逮捕した。
 他に逮捕されたのは、同局農業調査課長、表雅英(50)、元同局農業設計課長、永井良房(53)(現・農林水産省東海農政局付)両容疑者。

 同地検の発表によると、森容疑者らは受注業者を事前に決め、建設会社などに「天下り」した同局OBらを通じて応札価格などの調整を指示していたという。
 問題の事業のうち、06年2月に入札が行われた北海道岩見沢市の農業用水路「大願幹線」工事では、約500メートルの工区に4社が応札。都内のゼネコン準大手が予定価格の9割超の約2億5000万円で落札した。
【本日付 読売新聞
昨晩は出張帰りの恒例、頭痛で寝込んでいたので夕刊は読めず、夢うつつのなかTVのニュースを眺めておりました。
夢うつつでもツッコミは入れられます。どこの局も、明けて新聞各紙も、似たような内容。なぜ公取ではなく検察が動いたのかを説明してくれるメディアは、今のところ見当たりません。おめぇに喰わせるタンメンはねぇっ!!次長課長プチマスコット

「天下りを受け入れる見返りに仕事を保証した」。わかりやすい構造分析も、一様。税金の無駄遣いに結びつければ国民感情は「許せない!」に誘導できます。
たとえば、突然勝手に辞めてしまったOBの後任を断られた当社のような事例はどうなのか(苦笑)。局の人員削減で退職者の受け入れ先に苦慮していた、と報じるメディアもありました。そんなに押し付け先がなくても、当社にはいただけないとは。「おめぇに喰わせるタンメンはねぇ!」か。

OBがいなくなってから開発局受注高が伸びた当社実績も、メディアにとっては受け入れ難いデータでしょう。因果関係なんてわかりやすく説明できるものではありません。
「札幌市民オンブズマン」の太田賢二代表は「道内の公共事業の入札は、本州と比較して他都府県の業者の参入が進まず、官と業者とのなれ合い意識が根強いことも一因ではないか」と指摘している。【本日付 毎日新聞
中央大手の前田建設工業が渦中の企業だという現実をとらまえていないコメントです。道外大手による侵食で地場業者がどれほど苦しんでいるか。妹背牛の社長が今回の件でなぜ自殺したのか。視野の狭い人々のコメントが益々問題解決を遅らせます。

当該業務は93%で落札したそうで。同じ発注機関でも、談合できない我々は毎回入札毎に設計金額を精査します。低価格調査に抵触しないよう見極めながら。そんなスレスレな金額で落札しても、利幅は微々たるもの。落札率100%が適正価格であり、9割台で受注すれば雇用の安定確保、良質な成果品を担保できます。逆に8割から下がれば下がるほど、雇用は不安定になり、架ける橋は何年もつか。中国の地震で崩壊した「おから工事」による建物群を見てもなお、オンブズマンのみなさんは安かろう悪かろうをお求めになる。

その点でいえば、9割での落札を目指した前田建設工業は、立派な企業。
私の周辺には最近護憲派が多いので触発されております。【思想及び良心の自由】に照らし合わせれば、談合は必要です。「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」ためには、談合は必要です。つまり今回の競売入札妨害は違憲。さぁ人権を守る市民活動家のみなさん、抗議デモだ。人権派弁護士の札幌市長は先頭に立って拳を振り上げろ。

私は一緒に歩かないけど。談合したら大手有利だから。
談合せずとも雇用の安定、良質な成果品の確保を図れるシステム作りが求められます。最後は正論で。
午前 建設新聞取材(レッツ中央)。道庁。銀行。
午後 帰社。若力会小学校測量体験学習会打合せ(星置東小)。
夕方 GSE委員会(ロイトン)。帰社。
[PR]
by top_of_kaisya | 2008-05-14 20:25 | 社長の孤独な仕事 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://syachou.exblog.jp/tb/8858589
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。