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【読後感】 バカにならない読書術

バカにならない読書術
 養老 孟司 + 池田 清彦 + 吉岡 忍 / / 朝日新書

後半の鼎談で、本好きな方々の読書への思い入れが確認できます。
読んだ本がノーベル文学賞を取って、予想通り、なんて感想を抱くどころか、「ノーベル賞受賞!」の帯がついても多分読まない。
北海道人サイトより借用薪を背負いながら本を読んだ二宮金次郎は、本を読んだから偉いのではなく、薪を背負う動きがあったところが重要。入力があれば、演算のあと出力。
「文武両道」は勉強も運動もできる、ではなく、「入力した結果を身体で動かし、身体を動かすことで新たな入力を得る」。
「子どもは親の背中を見て育つ」は、親が自分で見えない(わからない)部分(背中)に子どもが気付くという意味。
「三つ子の魂百まで」は、幼児期に出来上がった性格は変わらない、のではなく、変わらないのが珍しい!との驚嘆。
「この道一筋」は、仕事に一生を懸けた「ひと」を讃えるのではなく、その「仕事」が一生を懸けるに値するという意。

養老先生がほかの本でも書いてることを読書に合わせてまとめたのが、前半。
図書館で借りました




■ これまで読んだ養老先生の20冊 ■
2005年10月16日 講演終了後の控室にてバカの壁」(再読)
死の壁
からだを読む
養老孟司の<逆さメガネ>
唯脳論」(再読)
まともな人
いちばん大事なこと
こまった人
無思想の発見
スルメを見てイカがわかるか!
日本人の正体
超バカの壁
かけがえのないもの
臨床読書日記
希望のしくみ
自分は死なないと思っているヒトへ」(図書館)
養老孟司・太田光 人生の疑問に答えます」(図書館)
逆立ち日本論」(図書館)
養老訓」(図書館)
ぼちぼち結論」(図書館)
by top_of_kaisya | 2008-04-07 19:22 | 読/見/観