憲法市民講座「憲法から『格差社会』を診る」

自立生活サポートセンター・もやいの事務局長を務める湯浅誠さんのお話を聴けるということで行ってみました。

教育文化会館の小ホールがほぼ満席。場内ではビッグイシュー絡みの方々と会えました。
主催は札幌弁護士会。〆のあいさつはロータリーでもお世話になっていた田中宏先生。

湯浅さんの話は、「いま、格差・貧困の現場で何が起こっているのか? ~ 生活困窮者支援のNPO活動から ~」。迫力があります。日々、最前線で貧困層と向かい合っている経験値がよく伝わります。こういった活動をされている方は全国にたくさんいるはずですが、多くは独善的に陥るか、情報を発信したくても表現力を持ち合わせていないかで、広くナマの話が伝わることは少なく、湯浅さんはそれができる稀有なひとです。

もうおひと方の講師・神戸大の二宮厚美教授は「格差社会と新自由主義、どこが問題か? ~ 格差社会の克服を目指して ~」。関西弁で講演(講義)されると学生時代に戻れます。話(噺)は関西弁が心地よいもので。二宮先生の話も一般聴衆にわかりやすく構成されています。
貧困がなぜ生まれたか。護送船団方式をやめたからだ。なるほど。
でも護送船団方式をもっとも批判していたのは学界ではなかったのでしょうかね。先生の基本路線たる護憲の方々は特に、護送船団を嫌っていたとばかり思ってました。我が建設業界の談合体質も「競争力が働かない護送船団方式」と槍玉にあがったものです。
もともと護送船団方式養護理論があったのが浮上したのか。
道路財源も「北海道と神奈川では道路コストが異なるのは当然じゃないか」と。まるで開発行政支援者みたいな。嬉しいけど。

貧困襲来」湯浅 誠 / / 人文社会科学書流通センター

格差社会の克服 さらば新自由主義
二宮 厚美 / / 人文社会科学書流通センター
 
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by top_of_kaisya | 2008-02-14 20:54 | 読/見/観 | Trackback | Comments(0)
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