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金曜日の動静/上川出張

終日 上川管内あいさつ回り。常務・顧問・相談役ほかと共に。

思えばこれほどの陣容であいさつ回りをしたのは、社長就任以来初めて。
前の社長時代は華やかで、OBのみなさんが露払いをして回っていました。
私が社長になった途端、一気に退任され、以来多くの官庁を独りで回ることに。

当社よりも後発の同業社が、OBをぞろぞろ引き連れて雛壇を回ります。
タイミングが悪いと、文字通り後塵を拝するように、彼らが置いて行ったあとの名刺の脇にそっと自分の名刺を乗せたり。
OBの権威が威勢良かった頃です。
OBを引き連れた他社の社長があいさつに出向くと、課長や主幹は起立で迎えます。
直後に私が名刺を差し出しても無視。なかにはそのままゴミ箱へ投げ入れる方もいました。
OBを擁していない会社は歯牙にもかけないよ、という威圧。
そんな方、今では殆どいなくなりました。OBの位置付けと共に変化しています。

天下りの批判は、マスコミによって定型化されました。
何故それが悪いのか、を分析せずに。
功罪のうち罪ばかりを論じるうち、功が無かったことにされています。

官公庁のような大きな組織は、複雑です。
どの立場の方がどの職務を所管しているかさえ、わかりづらいことも。
こちらが提供する技術も複雑なもので、当該の職責に説明しても理解されづらかったり。
そういうとき、組織に精通した方がいてくれたら助かります。

個人的には、ぞろぞろ歩くのは照れます。
社長とはいえ若造が、人生の先輩方を引き連れるという構図も見栄えのよいものではない、と。
でも、威厳を保つのも社長業と割り切ることにしております。すいません。
札幌へ帰る段でみなさんと別れ、旭川赤十字病院へ。
手術を終えた留萌の伯母を見舞いに。
正月早々、脳の血管をバイパスでつなぎました。まだ眠っております。
ちょうど従姉が留萌から来る時間帯に病院へ入れました。