札幌西高校演劇部「寿な人々」

昨日の道新の記事を読んで、さっそく行ってみました。
西高演劇部の一般公演。無料です。

天井の高い空間ですが、蒸し暑く、ウチワが配られました。満席。
公演は19時から約1時間。

芝居はアングラからひと通り観てきましたが、高校演劇は初めて。なので西高の芝居がどれほどのレベルか、比較評価できません。でもヘタな小劇場気取りよりもよいのでは。後輩贔屓ではなく。雨の中、行った甲斐はありました。

特に1年生の、新婦役の子は動きが役者っぽくて素敵♪

■ 八軒のレッドベリースタジオにて



北海道札幌西高等学校演劇部が8月9日、一般公演を行った。

高校演劇部の主な発表の場といえば、学校祭や高文連。学校祭が主たる観客を自校生徒としているのに対し、高文連大会は他校との交流の色合いが強い。他校との切磋琢磨に主眼を置いている意味合いでは、運動系の高校総体(インターハイ)に相当する。

学校祭でも高文連でも、観客のなかには一般の大人も混じる。学校祭では父兄、高文連では他校の先生や演劇関係者も観に来る。だが、それらとて関係者の域を出ない。自校、他校という枠組みから踏み出そうとの試みが、今回の一般公演である。

会場は、札幌の繁華街・琴似にほど近い「レッドベリースタジオ」。住宅街にある多目的ホールだ。テーブルと椅子のほか大掛かりな舞台装置は、無い。30人も座れば窮屈になる観客席とステージとで、会場を二分する。開演前後に窮屈さが増した。もしかしたら50人は入ったかもしれない。

同校は、旧制札幌二中を前身とし、彫刻家・佐藤忠良氏や作曲家・伊福部昭氏らを輩出してきた。オーケストラ部の定期演奏会は毎回好評を博すなど、美術や音楽の分野では評価を得ている。演劇界で活躍する卒業生としては、田中裕子氏が挙げられる。

今公演の作品は、顧問の村上孝弘教諭による「寿な人々」。業績の悪い結婚式場を舞台に、荒んだ職員と、秘密を抱えたまま結婚に踏み切るカップルが披露宴の打合せを行う。そこに乱入者が登場する。
小劇場や大学の演劇サークルならよく見られるストーリー展開だ。が、高校演劇ではエンターテインメント性がむき出しな印象を受ける。逆に言えば、高校演劇にありがちな「等身大の高校生」では一般公演に持ち応えられないともいえる。

一般公演は、翌日も予定されている。通りすがりの客、新聞記事を読んで観てみようかと足を運んだ客には、関係者としての甘えは通用しない。16、17歳にそこまで求めるべきか論議も分かれようが、一般の目が向けられる緊張感は、演劇部員の資質向上に間違いなく寄与する。厚木高校演劇部で活躍した横内謙介氏(劇団扉座主宰)のように、高校生といえど秘めた可能性は大きい。

斯く言う記者も、同校の卒業生。一般客というよりは、同窓の贔屓目で観てしまう。かわいい後輩の活躍を祈念しつつ、第二の田中裕子の登場を期待する。

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by top_of_kaisya | 2007-08-09 20:00 | 読/見/観 | Trackback | Comments(0)
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