木曜日の動静

道の入札改革 指名競争を削減 工事監督業務も強化
 道は入札契約制度の適正化方針をまとめ、七日の道議会建設委員会で報告した。道発注の公共工事での談合を防止するため、予定価格一千万円以上の工事に原則、一般競争入札を導入するほか、工事の監督業務を強化する。

 適正化方針は、《1》一般競争入札の対象を現行の予定価格五億円以上から、十月に一億円以上、来年四月に一千万円以上と段階的に拡大する《2》談合の温床の一つとされてきた指名競争入札の機会を減らす《3》弁護士などが構成する第三者機関「道入札監視委員会」の権限・機能を強化する-などが柱。十月から適用する考えだ。
 また、工事の品質を確保するため、研修などで監督員の能力を向上させ、工事の技術検査や施工成績を適正に評価する。
 業者の選定では、入札価格以外に、業者の施工体制や地域貢献などについても勘案する。

北海道新聞 8日付】

この記事には「中途半端」「抜け道残した」
有識者ら効果疑問視
という補完記事が付随しています。なかでは鈴木満・桐蔭横浜大法科大学院教授が「改革が中途半端。談合を防ぐには競争性をさらに高める必要がある」との切り出しで「予定価格一千万円以上の大きな事業は、もともと施工できる業者が少なく、一般競争入札にしても効果は薄い。『指名』などの裁量を残すこと自体、不正の温床になる」とのコメントを寄せています。
相変わらず「業者は悪いことをするものなんだよぉ」という先入観丸出しな発想に驚かされます。
1,000万円規模の工事なら、道内中小業者で充分対応できます。そんな工事が道内道外誰でもどうぞ、となれば、全国展開しているゼネコンがかっさらいに来るのは目に見えてますわな。
公共事業には、よいものをできるだけ安くという視点が入っているのは仕方ありません。一方で地方の公共事業には、地場産業の育成も目的のひとつに掲げられています。

東京の大手業者が道内の仕事を取りまくり、税金は東京で納める
 ↓
北海道は、税収・交付金を見込めず歳入激減
 ↓
東京はますます潤い、地方格差が広がる

横浜の大学で教鞭をとるセンセイには、地方がどうなろうと知ったことではない。
そんな学者のコメントをセンセイごもっともですとありがたく掲載する地元新聞はどちらを向いて仕事をしているのでしょうね。
道民が貧しくなって購読料を払えなくなり、地元業者が広告料を払えなくなったら、困るのは道新でしょうに。

05年度、道の予定価格1億円以上の物件の落札率は、94.7%だったそうです。それを受けて全国市民オンブズマン連絡会議事務局は「道の落札率が長野県並みの75%になれば、約三百億円が浮く」とのご託宣。
こういう方々は、公共事業をボランティアだと誤解しているフシがあります。原価で施工したとしても、75%は大赤字。人件費を削ればも少し安くできるかもしれませんね。では人件費の出ない事業を手がけて、その会社はどうやって雇用を維持できるのでしょう。この事務局子に尋ねてみたいものです。

100%で利益が出ます。発注者の見積りも、受注者が「これくらいならできる」という金額も、さほど変わらないからです。
94.7%で談合の疑いを持つのは、積算の概念をまったく知らないひとの勝手な線引きです。
100%でも赤字工事というのはザラにあります。それでも応札しないと、次回からの指名に影響するからと、無理に取ってきた経緯があります。当社も昨年度決算で赤字工事の負を吐き出しました。300%でもまだ足りない入札でした。
そういったところは見ようとしないのか、情報として持ち合わせていないのか。評論家は気楽なもので。社長の給料半分にして経営を維持している地場中小を考えずに、大手がなんだか知らないけど落札率を高値で維持しているから入札改革だ!と着手すれば、真っ先に影響を受けるのは地場中小です。大手と中小の分別がつくひとはいないものか。

どうせ電子入札に移行するなら、いっそすべてヤフオクに委託したらどうですかね。役所も入札の手間がはぶけます。
午前 地理情報部長から出張報告。測友会事務局で配布物受取り。帰社。
    業務推進部長と市役所本庁舎及び東区土木部へ。帰社。
お昼 ロータリークラブ例会。
午後 帰社。顧問と打合せ。営業部長と業務打合せ。
    総務部長と駐車場貸し出しについて。若力会役員会(ホテル330グランデ札幌)。
[PR]
by top_of_kaisya | 2007-08-09 17:04 | 社長の孤独な仕事 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://syachou.exblog.jp/tb/6673151
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。