木曜日の動静

札幌市の入札 「談合容易な制度」
 外部監査人、是正求める

 札幌市の包括外部監査人、窪田もとむ弁護士は19日、市の入札制度は競争原理が働いていないとする監査結果を上田文雄市長に提出した。市が談合防止に向けた入札改善策の柱に位置付ける一般競争入札については「談合が容易」と言い切り是正を強く求めている。

 同監査人は年1回、監査結果を報告しており、今回は2005年度の入札・契約制度を対象にした。それによると、05年度の一般、指名を合わせた競争入札の平均落札率は92.68%。下水道、舗装、造園、建築の四業種は落札率95%以上の入札が金額ベースで半分を上回り、同監査人は「95%超は談合の疑いが強い」と指摘した。
 一般競争入札については全22件を詳細に調査。《1》参加業者が4-10社と少ない《2》資格制限が厳しく、新規参入が不可能《3》入札参加時に書類の持参を義務付けており、業者が顔を合わせやすい-などの問題点を列挙。
 落札率も93.31%と、指名競争の92.11%より高く、同監査人は「一般競争入札はだれでも参加でき、だれが参加するか分からない制度のはずが、参加しにくく、だれが参加するか分かる談合が容易な制度になっている」と、厳しい表現で是正を求めた。
 少額の業務委託契約(工事なら250万円未満)では、同一業者が約30年間受注を独占し、落札率が99%の下水処理場の汚泥処理・脱水業務委託契約など7件については是正が必要と指摘した。また、同監査人は入札改革に積極的な長野、宮城両県の落札率は74%台と説明し「札幌も両県並みだと90億円を節減できる」と指摘した。
 報告を受けた上田市長は「限られた財源を有効活用するため、より透明性の高い制度を検討していく」と述べた。

【20日付 北海道新聞
当社の分類は「測量」で、落札率76.50%です(札幌市6日発表・本年度1月末現在)。確かに90%超の落札率は、比較すると高い。逆にいえば、適正価格で落札しているといえます。発注者が「これくらいお金があればできるだろう」という予想の8掛け以下という価格は、「それでできるの?」というお値段。利益度外視・赤字覚悟なら、できます。仕事が無いよりマシ。それがイヤなら、回避。つまり指名されても適正に積算した価格で応札し、落札できなければ仕方がない、赤字よりマシ、と。

例えばフリーマーケットで商品を売るとしましょう。結婚式の引出物。花瓶に¥500の値札をつけます。お客さんは「もう少し安くならない?」。じゃあ400円。「買った」。
これが落札率80%です。「300円までまけられない?」と畳み掛けられると、う~ん。まぁ元々もらい物だから、余らせるくらいなら売っちゃうか。その辺はフリマの駆け引きですが。

舗装がどれほどかかるものか、舗装屋ではないのでわかりません。が、「ウチは95%ならなんとか利益を出せる」「ウチは96%で受注できないなら、そんな仕事いらない」と各社思惑があります。談合しなくても、このケースなら95%の業者が落札します。これをもって「談合の疑いアリ」?

監査人も、報告を受け取る市長も両方、弁護士。特に市長は人権派。「疑わしいだけでクロと決めつけるのはおかしい」と言い続けてきた庶民の味方。そんな人権派弁護士が「疑わしきは罰せよ」、ですか。
午前 社内打合せ。
お昼 ロータリークラブ例会。
午後 帰社。当社に大学の先生を招いて、同業者数社が集まり、勉強会。
夕方 出張報告。
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by top_of_kaisya | 2007-03-22 22:45 | 社長の孤独な仕事 | Trackback | Comments(0)
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