水曜日の動静

日本航空、4300人削減へ
 社長の年収は960万円に

 業績低迷が続く日本航空(JAL)は6日、07年度から4年間の中期経営計画「再生中期プラン」を発表した。JAL本体で新年度中に700人の特別早期退職を実施するなどして、グループ人員の約8%にあたる4300人を削減し、人件費を約500億円圧縮する。さらに名古屋―新北九州など不採算の地方の10路線を4月以降に廃止し、10年度に880億円の営業利益を目指す。西松遥社長は同日の記者会見で、10年度までに復配できない場合は辞任する考えを示した。

 JALは06年3月期決算で268億円の営業赤字を計上し、無配に転落した。07年3月期は130億円の営業利益を見込むが、引き続き無配を予定している。中期プランでは営業利益は、07年度350億円、08年度450億円と、右肩上がりを見込んでいる。
 人員削減については、本体の特別早期退職のほかは採用抑制による自然減で減らす。昨年始めた全社員の基本給1割カットは継続し、07年度からはボーナスも抑制。役員報酬のカット率は最大20%引き上げて60%にする。これとは別に西松社長の年収は当面、「部長クラス相当の960万円」(西松氏)にする。
 機材更新では、新鋭の中小型機を10年度までに85機導入して、計800億円のコスト削減を目指す。西松社長は、「(再建計画は)何が何でも実現せざるをえない。後がない、という気持ちで臨む」と強調した。


【6日付 asahi.com
昨晩、NEWS23に西松社長が出演していました。9.11による海外旅行客減少や燃料費高騰など、ここに至るまでの要因を分析し、対策として不採算路線からの撤退、人件費の抑制などを説明。「退路を断つ覚悟」で臨むそうです。VTRではアナリストがしたり顔で「社員に危機意識が無いと再建計画もおぼつかない」旨を解説、すぐあとには機長組合役員が「安全への投資を望みたい」。

昨日読んだ養老先生の著書では「都市化」を「どんなことでも管理しようと」することだと定義づけています。そこでは危機管理についても言及。「危機というのは、どうもしようがないから危機なのであって、それを管理できたら危機ではなくなる」と。

ところで西松社長は自らの減俸と合わせて、電車通勤、社長室の大部屋への移動も計画しているとか。チャリ派としては、ジェット機による環境負荷の代償として、西松社長にはもう一歩踏み込んで、自転車通勤を提案したい。電車もいいけど、東京はラッシュが激しいから余計にストレスたまるでしょうし。

でも社長室の大部屋移動は、パフォーマンス感が透けて見えるなぁ。私は現在、大部屋に机を置いていますが、電話の受け答えが漏れ聞こえるだけでも得られる情報はばかにできません。でもそれは中小企業だからこその小回り。4300人も削減しても、従業員のたったの約8%という大企業では、まさに「痛み分け」効果しかないのでは。それどころか間仕切りの撤去だの工事費だので逆に高くつきそう。あ、大企業にとっては大した額じゃないか。

逆に私は春からの社内引越しで社長室に入ります。以前からあるけどめったに使わない部屋でしたが。これも賛否両論。前述のように大部屋にいた方が社員とのコミュニケーションや情報伝達の上で利点が多いとする意見がある一方、社長はできるだけ社長室に入るべき。社員へのよけいなプレッシャーや、社長自身にかかるストレスも抑えられる、との意見も。機会があるたびにこの話をしますが、たいてい真っ二つに意見が分かれます。ビジネス書でも同様。なのでビジネス書はあくまでも参考程度に。
午前 道庁。今日は「北方領土の日」。道庁ロビーでも関連ポスターの展示をしています。
午後 帰社。協会関係の事務処理。来客。社内打合せ。
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by top_of_kaisya | 2007-02-07 19:23 | 社長の孤独な仕事 | Trackback | Comments(0)
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