木曜日の動静/経済同友会新年懇親会

関西テレビ制作の「発掘!あるある大事典II」納豆ダイエット効果捏造問題は、確かに悪い。とはいえ納豆が栄養分豊富なのは、日本人なら誰しも知っていること。ダイエットに効くかどうかは知らないが、納豆は身体に良い。不二家の消費期限切れ問題と違って、食べて危ないどころかどんどん食べればよいのだから、「店頭には納豆が余っています!」というスーパーからのレポートや「もう納豆は食べません!」というダイエット中の女性のコメントは、いらんやろ。
さて、この「捏造」。欲しいデータが得られなかった、というのが今のところの理由のようで。論文捏造なら、学者の世界ではちょくちょく発覚する。韓国のノーベル賞候補の先生然り。
捏造に共通するのは、仮説を証明するのに充分なデータが揃わないという切羽詰った状況。じゃあその仮説が間違ってるんだよ、別のテーマで再チャレンジだ、なんてゆるい方向転換は、マスコミも学界も許してくれないらしい。

それは制作会社や学者の都合。テレビ番組や学会発表で情報を発信されれば、受け手は信じるほかない。嘘の情報が、必要とされるわけがない。言い換えれば、嘘を発信するテレビ番組も学者も、必要無い。

ここで我が業界に置き換えてみる。常々建設業は「多過ぎる」「淘汰されるべき」と批難を浴びている。「農業土木の設計やってたのなら、農家になればいい」などと安易な発言をする識者もいる。文化大革命かよ。これほどまでに「必要無い」の大合唱を浴びると、士気に影響する。いじめと根底がつながっている。

そんな識者を務めるのが、知ったかぶりの学者であり、そんな先生を恭しく出演させるのがテレビ番組。「あるある―」は打ち切られるそうだが、あたりまえ。番組のネタが尽きたところで潔く番組をやめるべきだった。この番組に限らず、今のテレビには必要の無い番組が多過ぎる。淘汰しろ、とは誰からも言われない。それどころか地デジだのと、はしゃいでいる。なんでも流せる情報量が格段に増えるのだとか。捏造するほど流す情報に困窮しているのに、何を流してくれるのだろう。楽しみ♪

どんな業種・業界・企業だって生き残りをかけてがんばっている。建設業にも耐震偽装をするような建築士もいた。が、少なくとも調査設計では捏造成果品を納めた会社はいない。相憐れむならまだしも、テレビに「建設業界は呆れますね」などと言われたくない。
午前 社内打合せ。常務と来週の出張について。
お昼 社外打合せ。ロータリークラブ例会(ロイヤルホテル)。
卓話は弁護士の市川先生。道警裏金問題で御活躍の方です。御専門はそういった関係かと思ったら、実は環境問題に熱心に取り組んでいるそうで、勉強のために弁護士を休業して米国へ渡るほど。
したがって本日の演題も「北海道の森林伐採について」。パワーポイントを用いて、道有林や国有林を通る林道工事現場の写真を映し出しながらの説明です。「このように伐採地域は希少動物のクマゲラの生息地で」とか。
工事標識の写真も丁寧に撮影されてました。地質調査は明治コンサルさんの現場。いやぁ~ここで当社の名前が記載されてたらどうしようかと(;^_^)
午後 北海道経済同友会新年例会・懇親会(パークホテル)。
例会の講師は、(社)経済同友会から小島邦夫副代表幹事・専務理事。日銀出身で現在は日本証券金融の相談役です。
c0032392_2144114.jpg続いての懇親会には、例年通り経済産業局長、知事、市長も御出席。さすがに選挙の話題は出ませんでした。

上田市長は「最近はこんな名刺なんだよぉ」とノルッキー入りのを見せてくださいました。例会では代表幹事も「ノルディックが失敗に終ったら国際都市札幌の今後の信用に関る」。これほどみなさん一生懸命なのに盛り上がらないのは、なんだか気の毒。
高橋知事は…相変わらず普通のおばさん。悪い意味ではなく。「いつもお世話になってます」と呼応されると思わず「そうそう。おたくのOBの世話も大変だよ」などと口走ってしまいそうなほど、ゆるい。
夜分 帰社。
オーマイニュース
今朝7時、OhmyNewsに書評が掲載されました。本田哲郎さんの「釜ケ崎と福音 ― 神は貧しく小さくされた者と共に」です。これで昨年から続けていた投稿のストックも尽きました。




『釜ケ崎と福音 ― 神は貧しく小さくされた者と共に 本田哲郎著
 ◇読者レビュー◇ 日雇い労働者の街における聖書

 私事だが大学のころ、大阪で暮らしていた。西成まで自転車で30分の距離だった。北海道で生まれ育った私にとって西成=日雇い労働者の街は新鮮だった。北海道では成立し得ない労働市場、路上で昼間から人が寝転ぶ。何より現代日本で暴動が起きるということ、語弊があるが、興味深かった。

 『釜ケ崎と福音 ― 神は貧しく小さくされた者と共に』は、たまたまクリスマスイブに入手し、読みふけった。前半に西成の話が出たあとは、ひたすら聖書の読み解き。まさにタイトル通り。先述のように私は西成の地域性に関心を持っているが、福音についてはまったく興味がなかった。

 クリスチャンは、日雇い労働者の街でボランティアをする。炊き出しや毛布の支給。本書ではアイヘンバーグの絵から始まる。炊き出しに並ぶホームレスの絵。キリストは、その列に描かれている。キリストは「ほどこし」を与える側ではなく、「貧しく小さくされた人たち」の側にいるのだと。聖書の読み解きでは、この「ほどこし」が上からの目線で与えるものと思われがちだが、実は「悲しさを共有・共感することを指す」という解釈になると著者は言う。

 著者が西成の野宿者におにぎりを与えようとすると、仲間を指して「この人らの分もあるんか」「わし1人やったら食われへん」。あると言うと「すまんな」と食べてくれたという場面。路上死した人々の慰霊の場で500円玉を「両替してくれ」と言う労働者。聞けば「わしなぁ、500円玉1個しかないねん」。

 仲間が死んだことがそこでわかり、供えたいが明日の朝食の分も残さねば。それで両替してくれと。毛布を夜、野宿者に配っていると「兄ちゃん、すまんな、おおきに」。救う側であるはずが、彼らの反応によって己が救われた気分になる。労働者がこれからの生活を憂い、グチをこぼす。隣にいた労働者が「兄ちゃん、わしらもいっしょやで」。いずれも西成の、「労務者のおっちゃんら」のナマの姿だ。

 食べ物や寝床を与えるのではなく、自活できる段取りを手伝うことがもっとも良い方策だと著者は述べている。人の立場に立って考える、という教育は必ずしも正しくない。同じ立場に立てるわけはない。貧しい人の立場に立つのは難しいし、かといって貧しくなれ、というのも論理がおかしい。それよりも貧しい人に教えてもらう、という姿勢。これが正しく、聖書でもそのように読める、とのこと。

 気が付けば西成と聖書の相関性ができ上がっている。

* * *
岩波書店
体裁=四六判260ページ
定価2625円
2006年3月28日

©2007 OhmyNews

なおこれまでの成績は

■ 掲載
□ サブトップ
[ライフ] 開かれた美術館の積極的戦略 (1月22日) アクセス数:488回
□ ピックアップその他
[BOOKS] 『釜ケ崎と福音』本田哲郎著 (1月25日) アクセス数:35回
[BOOKS] 『倒産社長、復活列伝』三浦紀夫著 (1月11日) アクセス数:681回
[経済] 釧路で老舗ホテルが倒産 (1月13日) アクセス数:2005回
[政治] 談合と収賄を混同するな 知事会の指針案 (12月22日) アクセス数:1741回
[スポーツ] 日ハムに学ぶ地域戦略の秘策 (1月12日) アクセス数:866回

■ ニュースのたね
[政治] 天下り問題は役所だけなのか (12月29日) アクセス数:223回

■ 不採用
[社会] 死刑と談合の相関性 (12月28日)
 
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by top_of_kaisya | 2007-01-25 21:44 | 社長の孤独な仕事 | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from とんみんくん at 2007-02-21 22:27
タイトル : 裏金問題で職員561人を処分=知事は2000万円返還-長崎県
裏金問題続々出てきますねー。 東国原知事の宮崎県でもそのうち出てくるんじゃないですかねー。 何もおこらないことを願います。 ... more