水曜日の動静

知事が3人も逮捕された事件を掘り下げた朝日新聞社会面連載「知事権力」。4回目の今日のタイトルは、「一転 牙むく業者」。各地の改革派知事に対し、業者が恐喝・脅しまがいのことを仕かける実態が書かれています。そのなかから抜粋しましょう。
 浅野史郎・前知事(58)によって入札改革が進んだ宮城県。浅野前知事は著書などで「落札率の低さは全国トップクラスとなった」と胸を張る。一般入札の導入で、業者の健全なたたき合いが広まった成果だ、と。
私個人は浅野さんの真摯な姿勢には好感を持っております。当社は宮城県からの受注が無い、対岸の火事、ということもあります。
改革派知事ですから、落札率を下げることで目標は達成できたことでしょう。それにしても、かぎかっこで括られていませんが、”健全なたたき合い”って、ほんとに浅野さんの発言なのでしょうか。
”健全なたたき合い”とダンピングとの違いは何でしょう。たたき合えば、底無しです。採算度外視で取りにかかります。つまりダンピングです。”健全な”と”たたき合い”は相反する言葉です。”さわやかな殺し合い”なんてありえません。
 「賃金にしわ寄せが行き、以前にはなかった手抜き工事も発覚した」
との県建設業協会長のコメントに”健全なたたき合い”の結末が表れています。
午前 社内打合せ。
午後 年末のごあいさつで市内回り。
夕方 帰社。社内打合せ。
[PR]
by top_of_kaisya | 2006-12-13 19:55 | 社長の孤独な仕事 | Trackback | Comments(6)
トラックバックURL : http://syachou.exblog.jp/tb/5132729
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by ai at 2006-12-13 21:25 x
現行の入札制度は「さわやかな殺し合い」そのもだと思います。
会計法等を盾に、共食いをさせているに過ぎません。
しかし、入札評価対象の中身は相変わらず何ら論じられる事はありません。
トンネルの崩落事故が起きて久しいですが、そのうち橋梁が、工作物が、建物が、崩壊して、多くの犠牲者が出ない限り、工事の中身について、材料について、職人の仕事について、賃金について論じられる事は無いのsろうか?とさえ心配になります。

市民一人一人が土木や建設工事に対し、正しい理解が得られるような報道は無いものか、毎日砂を咬む思いです。
Commented by 66チャン at 2006-12-13 22:03 x
はじめまして、足跡からお邪魔しました。
多岐にわたり活躍していてすごく尊敬します。

同年代の人でがんばっている人と見ると、自分自身への刺激となり、"あ~、もっとがんばらなくちゃ!!" と自己嫌悪&自己啓発の葛藤に襲われます。

突然のコメ失礼しました。

Commented by みつ at 2006-12-14 08:55 x
浅野さん、北海道でも仕事されていたんですよね。
確か。

それはともかく問題なのは、
仕事を振るときに役人が私服を肥やすことだったり、
根拠の無い高い金額で仕事をすることであるはずですけどねぇ。
あまりそこに目を向けられていないですよね。

僕は、やっぱりある程度良い値段がしても、
こだわっている人たちの仕事が好きです。
どんな分野でも。




Commented by top_of_kaisya at 2006-12-14 10:04
ひゃあ~ひとばんでこんなにコメント恐縮です。

> aiさん
橋やトンネルが崩れたら今度は「設計が悪い」だの「材料をケチった」だのとの批判を食らうわけですよね。そのときにはすでに落札率がどういう状態だったかは誰もふり返ってくれないのは間違いないし。

> 66チャンさん
こちらの足跡は消えてしまってました…(泣) またお越しください!

> みつさん
厚生省時代に道の福祉課長へ出向してたのよね。
その点では北海道のこともわかってくれてるのかと。でも景気のいい時代だから良い印象しか持ってないのでしょうねぇ…
Commented by ちくぜん37期 at 2006-12-14 10:47 x
「健全なたたき合い」には、笑ってしまいました。

公共事業の受注は、もはやクジ引きやオークションの世界です。
公共事業を中心に食べてきた業者は、既に体力勝負の世界に入っており、未来の希望も失われつつあります。

今後は、座して死を待つよりも積極的に打って出る必要があります。
当社も、今年合併を果たし、果敢に挑戦しましたが、今は次なる一手を模索中です。
来春には、何らかのアクションを起こしたいと思っています。
Commented by top_of_kaisya at 2006-12-14 11:01
あ、合併したのですか。当社も次年度(1月から)に向けて厳しい社内改革を実施しています。ついてこられない社員はすでに辞めているので、効果が出ればと期待しています。心配なのは老害と、いまだ昔のよき時代を脱却できない外部の方々。彼らが足を引っ張り出すと、若造社長はたまりませんわ♪