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墓参

社長辞任表明から16日目

学会の合間をぬって、墓参りをしてきました。父方の地元は当地岐阜は大垣・美濃赤坂です。
いつもは従兄弟が車を出してくれるのですが、今回は時間のやりくりもあって、おしのびでの
墓参です。

お墓は一族郎党同じ名字が彫り込まれているので、ひとりで行ってみるとどれがウチのやら。
齢37にして初めてのおつかい状態。同じ名字の表札がずらーっと並ぶ町並みも、私には
馴染み無く、取り立てて立ち寄るところもないので、お寺にごあいさつしたらそそくさと
帰ることに。

美濃赤坂には父の代まで住んでいた家がありましたが老朽化のため取り壊し
跡地を市に寄贈、現在は公園になっています↓
自宅跡
本陣跡
所郁太郎という医師については司馬遼太郎の短編作品「美濃浪人」に書かれています。
この小説の最後に登場するお寺が今回お参りした妙法寺です。
司馬ファンらしき方がよくカメラを片手にこの辺をあるいていたりします。
上の写真奥に写っている銅像が郁太郎です。
所郁太郎墓
こういうモノもありますが↓あまりにもマイナー過ぎて世間では知られていません…
矢橋式日時計 赤坂港
なお落語「矢橋船」は琵琶湖の話ですが、もともとは当家の縁の地域です。
先般、トリビアの泉で「ことわざ『急がば回れ』で『回れ』といわれていたのは琵琶湖」と紹介され
ましたが、室町時代、紫屋軒宗長が詠んだ
「武士の 矢橋の船は早くとも いそかは廻れ 瀬田の長橋」にも登場します。

帰りの便は19:50。岐阜から空港へはゆっくり行けましたが、機体繰りのトラブルで帰宅はやや
遅くなりました。札幌に帰ってきて、いかに天然の涼しさは素晴らしいかを実感できます。
いや~暑かった。