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【読後感】 環境を知るとはどういうことか

環境を知るとはどういうことか 流域思考のすすめ
 養老 孟司 + 岸 由二 / PHPサイエンス・ワールド新書

小網代の環境保全活動の話。
養老先生は聞き役で、主に岸先生の話。そこに後半、元・国土交通省河川局長の竹村公太郎さんも加わります。

環境問題に取り組むと、イデオロギーを振りかざす人たちが集まりやすい。
彼らの手法では頓挫が目に見えるので、仲間には入れない。
というくだりは、わかる(笑)

流域というのは、大学院で初めて水質調査をする際に知りました。
であれば、一般にはやはりなかなかわかりづらい。

すべてを流域で考える、住所さえも行政的なものではなく流域で考えてみる、という試みも楽しい。
地面のでこぼこを把握する場面では、残念ながら測量について語られませんが、こういうところこそ当社所有の航空レーザで地面のでこぼこを3D計測してはいかがでしょう。

図書館で借りました
 




■ これまで読んだ養老先生の33冊 ■
2005年10月16日 講演終了後の控室にて
バカの壁」(再読)
死の壁
からだを読む
養老孟司の<逆さメガネ>
唯脳論」(再読)
まともな人
いちばん大事なこと
こまった人
無思想の発見
スルメを見てイカがわかるか!」(共著)
日本人の正体」(共著)
超バカの壁
君子の交わり、小人の交わり」(共著)
かけがえのないもの
臨床読書日記
希望のしくみ」(共著)
自分は死なないと思っているヒトへ」(図書館)
養老孟司・太田光 人生の疑問に答えます」(共著・図書館)
逆立ち日本論」(共著・図書館)
養老訓」(図書館)
ぼちぼち結論」(図書館)
バカにならない読書術」(共著・図書館)
本質を見抜く力」(共著・図書館)
ほんとうの環境問題」(共著・図書館)
見える日本、見えない日本」(共著・図書館)
正義で地球は救えない」(共著・図書館)
話せばわかる!」(共著・図書館)
読まない力」(図書館)
虫捕る子だけが生き残る」(共著・図書館)
日本人ならこう考える」(共著・図書館)
養老孟司の旅する脳」(図書館)
虫のフリ見て我がフリ直せ」(共著・図書館)
耳で考える」(共著・図書館)
by top_of_kaisya | 2013-01-04 02:22 | 読/見/観