【読後感】 自殺するのがアホらしくなる本

自殺するのがアホらしくなる本 的場 光昭 / 展転社

旭川ペインクリニックの先生による著書。
自殺だからメンタル系のドクターかと思いきや。

自費出版に近い文体。話はよく、それます。
引用が多方面に渡り、あれもこれも網羅しようとするので、自然読みづらいところが多々。
自殺を考えているひとが読むにはまどろっこしいかも。

それでも自殺死体の醜さ、失敗したあとの残りの人生の(身体的な)辛さが描かれているのは、効果的。
交通機関を停めた場合の事例や、保険会社がなかなか支払いに応じない辺りは参考になります。
ご自身の借金を生命保険で返済しよう、のくだりでは、保険金減額の契約日をまたぐ直前に「今死ねば倍額支払われる」と逡巡するのも生々しい。

思春期の自殺では、いじめよりも色恋の原因が多いなんてのも、あまり世の中には出ないデータ。
ただデータが理科系っぽく扱われていないのが、信憑性に難。

死んだって、損だよ。どうせあなたのことなんかすぐにみんな忘れるよ。
それだけでこの本の意義があります。
以前読んだ「自殺のコスト」同様、死後の世界を知らしめれば自殺は減ります。図書館で借りました

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by top_of_kaisya | 2012-12-10 23:15 | 読/見/観 | Trackback | Comments(0)
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