【映画】 ぼくたちのムッシュ・ラザール
日本の小賢しい子役には出来ない素朴な演技。
アリス役のソフィー・ネリッセは、役柄も本人もいい子に育ちそう。
難民申請が絡んだ仏語映画。
母国の惨状は、先生本人の審査時にしか表れない。
映画全編が静かだし、先生も朴訥なのでわかりづらいけど、だからよけいに恐ろしさを醸す。
リアルに「いのちの戦場 -アルジェリア1959-」のように描かれるよりも。
先生は、本作ではフェラグという名前ですが、「いのちの戦場」ではモハメッド・フェラッグという名前で出演。
コピーは「いちばん大事なことは、教科書には載ってない」。
学校を舞台にすると、こういうコピーが添えられがち。陳腐。
■ シアターキノにて
by top_of_kaisya
| 2012-10-07 22:00
| 読/見/観