【映画】 人生、ここにあり!
イタリア人がチューするシーンで泣ける映画は、なかなか無いです。
ラストの「理事長」挨拶は、まさしく最高の挨拶。
惜しむらくは、タイトルが軽い。
原題訳でも「やればできるさ」。ならば邦題には、少し重みが欲しい。
確かに面白いけど、コミカルなだけではないのだし。
これでは伊映画イメージのドタバタ、官能作品かと思われてしまいます。
あとはせっかく労働組合の闘士が精神病患者の協同組合へ異動した下地があるのだから、台詞に労組っぽさがにじんだ方が。
家具店の主人に詰め寄る場面がありますが、字幕がモタモタしていて読みづらい。
もともとの台詞がそういう内容かもしれませんが、そこは団交用語を意訳した方が、役柄設定が活かされます。
台詞といえば、主人公が患者を「さん」付けにし、敬語で接するのは、面白みが増して効果的。
こないだの「ミケランジェロの暗号」から当たりが続いてます。
■ シアターキノにて(札幌上映3日目) ■ 公式サイト
by top_of_kaisya
| 2011-10-17 20:19
| 読/見/観