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【映画】 誰がため


原題は「Flammen og Citronen」。直訳で「フラメンとシトロン」。最近安易な直訳タイトルが多いけど、さすがにこれは無いということはわかってくれてよかった。さらによかったのは「誰がため」。まさに誰の為に、何の為にやってるのだろう。

実話だそうだけど、ナチスとデンマークのつながりは知らなかった。己の無知を棚に上げると、知らないひとは多いのでは。ナチスといえば、ユダヤとの対立軸。あとはフランス占領。
デンマークでこういうことが起きていたとは。あまり知られていない歴史の発掘という点では「カティンの森」と同じジャンル。どんどん知らしめていただきたい。

ただ、実話に基づく割に、作品としてはリアルさが欠ける。或いは違和感。
フラメンは、赤毛という特徴で知れ渡り、田舎の父も知るほどレジスタンスとして英雄視され、そのため懸賞金がかけられている。というのに、白昼堂々と仲間と街で酒を飲み、昼日中に衆人環視の路上で「暗殺」を行う。発砲直後の逃げ方も、野暮ったい。
白バラの祈り」や「サルバドールの朝」に恐怖感を覚えたのは、みつからないように逃げ惑いながら、目的のために危険な域へ踏み込むところ。

予備知識が無ければ、人間関係がややこしい上に、組織的なつながりのややこしさも加わる。それが騙し合いなので、よけいにややこしい。

シアターキノにて(札幌公開2日目)  ■ 公式サイト
 
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by top_of_kaisya | 2010-04-04 17:37 | 読/見/観 | Trackback | Comments(0)

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