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【芝居】 弘前劇場「三日月堂書店」


「和文タイプライター」は、当社にもありました。私が記憶しているくらいだから、ワープロが普及する前後まで。活字に枠をあてるのにコツが必要。

本作は、舞台が古本屋で、さらに時間的な停滞感を表出するのに「和文タイプライター」を使用しています。
そこに自称・探偵がノートPCを持ち込み、イタリアとフランスからのメールを見せ、現在の時間帯を再確認させます。

近くに大学があって、教員や学生が登場するのは、この劇団のパターンになっているようです。
そこにワケアリな登場人物を配するのが上手。今回は刑務所帰りの男性。
だけかと思ったら、書店の奥さんにもワケがあります。

最前列で観ました。同じテーブルで別々の会話、それも津軽弁となると、向こう側の会話はまったく聞き取れません。口語劇の良さです。

公式サイト ■ シアターZOOにて
by top_of_kaisya | 2010-01-31 15:51 | 読/見/観