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木曜日の動静/葬儀・道央協会理事会

札幌市施設の指定管理者選定
「地元企業・住民 重視を」 市議会委で異論相次ぐ

 札幌市議会の各常任委員会が8日開かれ、更新期を迎える市施設の指定管理者の指定に関する議案を審査。道外の企業や団体が選ばれた地区センターなどに関し、異論が相次いだ。議案はすべて可決されたが、安定運営や経費削減を重視した結果、地場企業振興や市民自治の推進、雇用安定などをどう確保するのかが、今後の課題として残った。
【昨日の道新】
記事からいくつか抜粋してみましょう。
 財政市民委員会で自民党の長内直也氏は市の選定基準について、経費削減などを重視しすぎだと指摘。「(経費を削減しやすい)大きな団体が有利。市長は『地域のことは地域で』と言うが矛盾している」と批判した。
経済委員会では「地場企業育成の観点で後退した」(民主党・恩村一郎氏)
委員からは「地場企業振興も制度の目的だ」「全国企業が運営して大規模行事の誘致が増えるのか」などと異論が相次いだ。
 梶原隆観光文化局長は次の更新期に向け、「地元業者への配慮も念頭に置いて、検討すべき点はしっかり検討したい」と述べた。
4年ごとの選定で施設職員の雇用が安定しないなどの課題も指摘された。
日経サイトより借用この問題、すべて我が業界にも当てはまりますね。
定例議会での測量に関する質問は小さい扱いで、こちらは結構な面積を占めているのは公平性に欠けていますが、市長の考え方が現実の市政にそぐわないことを露呈してくれた点でひとまず道新は誉めてやりましょう。

と思ったら今朝の道新。
札幌市の成績重視型入札
44件、昨年度の2倍超 9月末現在

 札幌市は9日の市入札等監理分科会(委員長・余湖典昭北海学園大教授)で、過去の工事成績が優秀な業者のみ参加できる「成績重視型入札」が本年度、9月末現在で2008年度の2倍超の44件に増えたと報告した。
 成績重視型入札は低価格競争の中、品質を度外視し安値で落札しようとする業者を排除するのが狙い。市は難易度の高い工事について、06年度から導入しており、本年度は一般競争入札50件で取り組む計画を立てていた。
 対象は03~07年度の5年間の500万円以上の工事成績点で、一定の数字を超えた業者。成績重視型入札は08年度、全体の1.3%(19件)だったが、本年度は9月末現在で3.5%に伸びた。
 成績重視型入札は、参加機会が一部業者に限定され、競争性が失われるとの指摘もあるが、市財政局は「導入で落札率は高まっておらず弊害は見られない。来年度も拡大していきたい」としている。
ダンピングしたら、まともに仕事はできません。手抜き業者が手がけると、粗悪品が出来上がります。税金が節約できた!とオンブズマンや道新は喜びます。その結果、後々迷惑を被るのは、いつ崩れるかわからない橋や道路を歩く将来の札幌市民。
そうした不良業者を排除するのが「指名競争入札」でした。それをやめたのですから、新たなチェック機能が必要になります。成績重視型入札は、試行とはいえ現在の状態の中ではまっとうな方策です。
19件が44件になったとさ。25件の増加。「2倍超」の見出しはウソではありません。でも「2倍超」は「倍以上ですよ!」という誇張を伴います。190件が440件になったのとはスケールが違います。占める割合が、はからずも記載されていますが、全体の1%ちょっとだったのが3.5%に増えただけです。微々たるものです。
参加機会を無防備に与えないためのシステムです。競争性を追い求めた結果、ダンピング合戦→赤字工事→不安定雇用→失業者増加…で、この不況を招いたともいえます。それをなんとかしよう、透明性は損なわずになんとかならないか、と関係者が苦慮しているわけです。成績重視型入札なんてややこしいことやってないで、元の指名競争入札に戻す方が、よほど発注者の負担は軽減されます。
「指摘もある」という、その指摘をしているのは、ほかならぬ道新でしかありません。あとは独善的なオンブズマンと市民活動家。彼らは不況になればなるほど喜ぶ人種です。にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
午前 営業本部長。葬儀。
お昼 ロータリークラブ会員総会。承認を得られたので例会終了後、次期理事を招集。これが幹事としての初仕事。
午後 帰社。会長。営業統括部長。
道央地区測量協会 理事会(土地家屋調査士会館)。明日の臨時総会に向けての調整。
  その忘年会。これも協会最後の忘年会になります。
帰社。