火曜日の動静/つくば出張

「まるやまいちば」3月閉鎖 大型店に客奪われ

 札幌の老舗小売市場「まるやまいちば」(札幌市中央区大通西24、37店舗)が来年3月末で閉鎖することが決まった。近隣地へのスーパーや大型商業施設の開店で客が減少したことや、各店主の高齢化が理由。

 同市場は1893年(明治26年)ごろ、農家が野菜などを運んで売った朝市が始まり。1953年に現在の場所に移り円山市場事業協同組合(関堂秀男理事長)を結成、ピーク時には50店舗以上が加盟していた。しかし、近くにスーパーが2店出店、今年3月には大型商業施設「マルヤマクラス」も出店し、売り上げが次第に落ち込んだ。
 同組合は、今後、市場の用地1930平方メートルをマンション用地に売却する予定。各店舗は移転したり、閉店するなどする。関堂理事長は「苦渋の決断。みんなやめたくないが、限界がきた」と話している。

【昨日の道新夕刊】
前々から閉鎖する・取り壊す・移転すると話題にはなっていたので、正直なところまだ決まっていなかったのか、という印象。
昨晩、行きつけのcafeでもこの話題が出ていました。市場の近くのお店です。界隈に長く住んでいる方々が残念がっていました。

小学生低学年の頃までは、母の買物に付き合って、この市場によく来ました。
子ども目線ですから、大人を見上げるか、湿った床を見下ろしながらして歩きました。
魚屋のおばさんが厚化粧でした。それでは鮮度に疑いを持たれるのではないだろうかと、子供心に心配しました。

2階に玩具屋があり、くじを引くのが楽しみでした。当たったところで子供だましの景品です。

旭ヶ丘に西友ができて、駐車場が狭い円山市場は敬遠されるようになりました。
マルイプラッサの影響は、近い割にはという感じでしたが、東急ストアにかわると事情もかわります。
マルヤマクラスは、マーケティングミス。

対面販売や威勢のよさ、小さいながらも駐車場は盆踊りのメインステージになり、夏休みは歩行者天国にして沿道のお店が屋台を出す、というのも、中心に市場があったから。
跡地がマンションというのが、安易。市場の衰退は残念ながら時代の流れと理解しても、またマンションでは無くなる市場が浮かばれません。にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
午前 出張準備。会長。
午後 上京
入札最低制限価格 引き上げ申し入れ
  札幌市議会自民

 札幌市議会自民党は7日、市が発注する工事などで入札の下限となる「最低制限価格」を、業者支援のために引き上げるよう求める申し入れを、上田文雄市長に提出した。
 市発注工事の最低制限価格は予定価格の70~90%の範囲内で、工事によって変わる。範囲は6月に約5ポイント引き上げられた。工事にかかわる設計、測量などは一律70%。
 申し入れでは、公共事業が減少する中、適正な利益を確保するため、いずれの制限価格も90%とするよう求めている。市役所で同会派の鈴木健雄会長らが手渡した。鈴木会長らは「仕事を取るため入札価格が低くなっており、下請けにしわ寄せがいく」と強調。上田市長は「制度のあり方を考えていきたい」と話した。

【今朝の道新 札幌圏】
天気予報の横に据えられるようなベタ記事ですが、写真入り。
先日の市議会で代表質問していただき、再々質問まで踏み込んでなお、明確な答弁が市長から聞かれませんでした。
測友会の経営調査でも判明したように、人件費を捻出するには86%でトントン。90%なければ開発費はおろか、ソフトの更新さえままなりません。満額(落札率100%)でようやく企業としての体をなす、ということは、以前から申上げてきました。

問題は、70%という低レベルにラインを引かれたため、そこに応札者が集中することです。しかし、そこに至るまでにまだ問題があります。
まず無制限に応札できるので、当初市が考えていた「20社以上の参加」を超越して80社参加などザラ。
さらに”つまみ”(発注側が数%の誤差を恣意的に作ること)によって、精度の高い積算をしても、抽選にさえ残れない、逆に粗い積算をする技術力の低い会社が抽選の機会に恵まれてしまうという不条理な状況が生じています。

落札しても満額の7掛け。ということは、給料も70%。札幌市発注業務を中心に経営してきた会社ほど、直撃を食らいます。
デフレの処方箋として、景気刺激策があります。これまでは、公共事業で仕事を増やし、給料を出し、買物をし、金を流通させるのが常道でした。それが7掛けでは、節約しなければなりません。金は回りません。商店へも波及しません。上記の市場閉鎖も、要因のひとつはここにあります。

日経サイトより借用上田市長は年頭、我々経営者に向かって「社員のクビを切らないでください。できれば雇用を増やしてください」と挨拶されました。
そう言いながら、この発注形態を維持するのは自己矛盾。支離滅裂。

雇用も維持が危ぶまれるし、人件費・材料費その他を削って70%におさえるのですから、完成品の品質も粗悪なものになるでしょう。
今はまだ、技術者の矜持、この業界で食わせてもらってきたという気構えで、なんとかやりくりしていますが、それにも限度があります。
「安かろう」で喜ぶのは、マスコミと学者と市民団体。「安かろう悪かろう」が発覚したら、彼らは手のひらを返して市長・市役所を糾弾します。
我々は、ぼろ儲けなど企てていません。市役所仕事で儲けようったって、たかがしれています。適正価格で受注したい、経営が不安定になるようなくじ引きは回避したい。それだけです。
 
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by top_of_kaisya | 2009-12-08 08:17 | 社長の孤独な仕事 | Trackback | Comments(0)
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