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金曜日の動静

 業界は今、不況と過当競争にあえぐ。新規参入などが大幅に自由化された結果、車は増えたが客足が伸びない。稼ぐには寸暇を惜しんでハンドルを握るしかないのか。逆境の下、安全、快適、安価、迅速といった輸送の品質をどう保つかが問われている。
 さて、これは質を高める動きだろうか。初乗り500円で営業する大阪の個人タクシー業者8人に、近畿運輸局が値上げを命じた。業者は「ワンコイン」を続けたいのだが、「適正利益が出ていない。安全を確保できない」と拒まれた。
 損するために走る車はない。要は規制の緩めすぎを改め、初乗り600円台の「秩序」を作り出す策に見える。運転手さんの体は大切だし、過労で居眠りされても困るが、理由のある安さなら役所の出る幕ではない。ゆめゆめ、努力不足の業者を守る愚とならぬよう願いたい。
前進より借用昨日の天声人語はタクシーのお話。

一昨年、大阪で起きたスキーバス27人死傷事故。規制緩和で競争が激化、無理な運転を余儀なくされたことが原因とされました。
初乗り500円に対抗するのに450円を打ち出せば、400円タクシーも現れることでしょう。そこからガソリン代やメンテナンス費用が捻出できるのか考えれば、「叩き合いはやめてよ」と誰かが止める必要もあります。それが「秩序」なら、必要悪どころか絶対必要。

私共の業界も、ダンピング続出。国の発注については低入札価格調査が厳しくなったことで、安易な値下げには心理的な歯止めがかかりました(現実は別として)。
一方で札幌市発注の物件は、予定価格の70%という最低制限が引かれています。資金繰りで自転車操業でも仕事が欲しい会社は、7掛けでもいいからとクジを引きます。
たいてい、赤字です。先般、測友会特別委員会では、会員各社に向けて調査を行いました。社員へ給与を出すには86%は必要。計算ソフト更新等を考慮すると、90%で企業運営が成り立つことが明らかになりました。70%の落札価格がいかに安いかがわかります。

読売サイトより借用春にユニクロが990円ジーンズを出したと思ったら、8月にはイオンが880円で販売、先月は西友が850円。
デフレです。

ジーンズもタクシーも測量も、他社に負けないように値下げ合戦を繰り広げています。それを見下ろすように揶揄する人語子がお勤めの朝日新聞社は、値下げしないのでしょうか。「秩序」を乱すと、ナベツネさんに叱られるのでしょうか(産経新聞が4年前、実質の値下げ販売を打ち出したところ、合売(産経は販売店が少ないため、地方では朝日や読売の販売店が配達を代行している)の打ち切りで締め付けました)。
新聞が売れない売れないと嘆いているようですが、値上げするばかりだし、購読料も他社と同じだしでは見放されるのは当然。他所の談合は書きたてながら、再販制を守る為には識者動員で政治に圧力をかける。ゆめゆめ、努力不足の新聞を守る愚とならぬよう。にほんブログ村 経営ブログ 二代目社長へ

早朝 座禅。
午前 出社時、技術部長と社員通用口で会い、あいさつしているうちにセキュリティーの解除を失念。朝っぱらから警報ベルをけたたましく鳴らしてしまう。
会長。顧問。営業本部長。病院。
午後 帰社。市内回り。帰社。技術部次長・課長。
  68会(109)。1968年生まれの集まりです。