【映画】 ポー川のひかり
流れ着いたよそ者(ジプシー)が、あるコミュニティーに参加することによって拡がる波紋、変化、たとえば「ショコラ」。
あらすじからは、そういう構図を想起します。
釘がぶっ刺さされた電話帳のような蔵書の場面は、導入部だけかと思ったら結果的に作品の1/3を占めます。
「キリストさん」の登場で、コミュニティーの面々はある程度の関心を寄せますが、それによって誰かを陥れるとか、泣けるほど溶け込むとか、は、ありません。
主役の関係で哲学的な話になるのはもちろん、宗教的な流れがあるようなのはわかります。終盤は「ゴドーを待ちながら」に通じるような。
■ シアターキノにて ■ 公式サイト
by top_of_kaisya
| 2009-11-08 15:23
| 読/見/観