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金曜日の動静/環境広場さっぽろ

昨日の朝日新聞に「入札改革 試行錯誤」という記事が載っています。
福島県が指名競争を一般競争入札にしたけど業界が大変そうだから一部指名に戻してみたらそれほど効果が無かったようなのでやっぱ全部一般に戻した、という話。

記事では、一般で落札率83%のところ、指名に戻したら88%に上がったので「市民団体などが「談合の疑いあり」とする9割に近い水準」と指摘。朝日が勝手に指摘してるだけなのでしょうけど。
現在読んでいる本は、そういう根拠の無い話がひとり歩きする恐怖を分析しています。今のところ「オオカミ少女」は実在しない件と、サブリミナル効果は効果を発揮しない件は理解できました。
それらが普及するのは、ネット以前に本だの新聞・テレビだの、いわゆるメディアが面白そうだ、わかりやすいと食いついた部分で、面倒な実証は行いません。なのでたまに検証してみれば、あるあるⅡやバンキシャ岐阜県裏金みたいなのがわさわさ出てくるわけです。

時事サイトより借用先日の一般競争入札では、積算をしてみるとダンピングしてまで受注する仕事ではないことがわかり、殆どの会社が回避。見積りを誤った会社が落札してしまいました。このとき落札率は90%を軽く超えています。これをデータに加えると、先の指標がまとまりません。9割を超えたら談合!と言い続けるためには、市民団体もメディアも、不都合なデータは無かったことにしなければならないわけです。

中部地方の市民団体が根拠も示さず作り上げた指標を、東京のメディアがさも談合復活といわんばかりに増幅、結果迷惑をこうむるのは福島県と県民。福島県建設業協会の会長は「競争が激しくなり、最終的に1社だけ残る、ということではないか」とコメントしています。まさにその通り。作業員の労務単価が14,000円から11,000円に下がった実情も披瀝しています。県の主幹も「改革は大事だが、厳しい地元経済のことも考えなければならない」。

最後は武藤先生の〆のおことば。入札の話題でこの先生がコメントを出すのは珍しい。総合評価方式による落札率アップを提言しています。多分、いつもの鈴木センセイに意見を求めたら朝日の福島県内での身が危ういことになるのでは、と推測。
早朝 座禅。
竣工目前の坐禅堂に設備工事の方々が早朝から作業に入ります。その打合せが耳に入ってくるのではまだまだ集中していない、という戒めなのか。
午前 業務推進部長。市関連部局回り。
午後 環境広場さっぽろ(アクセスサッポロ)。

環境保全協議会の部会長だったときにずいぶんお世話になった担当の方が市環境局ブースにいらしたのでごあいさつ。ほかに同じく協議会で御一緒していたezorock事務局の宮本さんも今日だけ出展。

さてこのイベント。前回と同じ会場ですが、ますますスカスカな感じに。出展者は北電、北ガス、JR北海道が大きく場所を取り、小口をまとめると市役所も結構な広さ。そのほかは目新しいところが無く。ドーコンさんも相変わらず。悪く言えばかわりばえしない、よく言えば、不景気。
奥の空きスペースを埋めるかのように「サミットメモリアルコーナー」。各国首脳集合写真の大きなパネルが目玉。パネルだけで見どころが無いので、来場者は寄り付かず。ますます寂寞とします。

せっかく「資源を大切にするためにマイ箸を」と呼びかけても、お隣の大企業ブースでは読まれもしない「我が社の環境への取り組み」冊子を自慢げに配布。再生紙とはいえ、無駄には変わりない。逆に、環境のため冊子を作るのをやめました、と無防備なブースにした方がよほどインパクトがあります。コマあたりの投資額は回収できませんが。

市内回り。帰社。技術課長。来客。営業統括部長。