木曜日の動静

厳冬 中小経営者
と題する記事を一昨日の朝日新聞が載せました。そのなかで若手経営者の話。
 結婚を考える女性もいるが「彼女の親に『娘さんをください』なんて、とても言えない」と肩を落とす。
このフレーズは、主に非正規労働者の声として多用されます。
この部分だけ切り取ると、派遣切りの記事かと見紛うでしょう。
彼らの低賃金・不安定労働環境は、ニュースや新聞で充分に伝わっています。

では雇用する側は高禄を食んでいるのかといえば、そうでもない。
それどころか従業員への給料や、つなぎ資金のために自腹を切り、貯蓄を崩し、社員よりも待遇が悪い社長は大勢います。
リストラは、職を失うというゼロからのスタートですが、中小経営者は倒産すればその日から家財・預貯金の一切を失い借金だけが残る、完全なマイナスへの陥落です。

そんな社長の実情が、上述の言葉です。記事は以下の心情で〆ています。
社長は訴える。「サラリーマンは労働組合があり、いざとなれば、周囲に守ってもらえるが、経営者は孤独です」
朝日にしては珍しく、現実を照射した記事です。日経サイトより借用

ビッグ3の経営者のように億単位で給料もらっていれば「来年は年俸1ドル」でも生活に困らないでしょう。
それを批判して日航の社長を庶民的と持ち上げる向きもありますが、減俸してようやくその額かとかえって驚きます。
個人保証もつかない上場企業の社長が「経営が大変苦しい」と嘆く姿をテレビで眺めるにつけ、嘆きにもレベルがあるものだということがわかります。
傍らの安全地帯から厳しく指弾する識者にも腹が立つけど。

「労働者」を正社員と非正規雇用者とに分けて論じる形が定着しました。
ならば「社長」もひとくくりにしないよう啓蒙したい。にほんブログ村 経営ブログ 二代目社長へ
早朝 座禅。久しぶりに姿勢を注意される。
午前 執行役員と打合せ。税理士事務所担当者。印刷会社担当者。
午後 印刷会社。帰社。
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by top_of_kaisya | 2008-12-18 18:54 | 社長の孤独な仕事 | Trackback(2) | Comments(0)
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Tracked from ☆★時事チップス★☆別冊.. at 2008-12-18 13:58
タイトル : 年末リストラ貧窮問答歌
 リストラ解雇社員のスジの話。 「もうすぐクリスマスだね〜」 「おれたちはそれどころじゃないよ」 「せめて歌ぐらい歌おうよ。歌だけはどんだけ歌ってもタダなんだから〜」 「そうだな。景気づけでジングルベルでも歌うか?」 「うん」 「どんな歌詞だったっけ?おまえ、歌ってみろ」 「死んでるヤ〜ツ、死んでるヤ〜ツ、苦しみま〜す♪」 「やめろー!」 ● ああ大不況 ●  http://blogs.yahoo.co.jp/rekishi_chips/55952503.ht...... more
Tracked from チュチュ日記 at 2008-12-19 12:33
タイトル : 派遣切り
「派遣切り」防止策など雇用4法案、参院で可決... more